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【新代表メッセージ】新規事業を生み出すパーソルイノベーションには「人を幸せにする」土台がある

皆さん、こんにちは。2023年7月、パーソルイノベーションの代表取締役社長に就任した大浦 征也(おおうら せいや)です。パーソルキャリアで約20年を過ごし、このたび長井 利仁前社長(現、パーソルデジタルベンチャーズ社長)からバトンを引き継ぎました。

自己紹介を兼ねて、私のこれまでのキャリアや仕事観についてお話しします。

※役職は2023年8月時点のものです。

新卒で飛び込んだ人材業界。理由は“カッコいい”人たちに惚れたから

私は2002年、新卒でインテリジェンス(現、パーソルキャリア)に入社しました。当時のインテリジェンスは、新進気鋭のベンチャー企業。本音を言うと、人材業界を選んだというより、社長のビジョナリーなメッセージや社員の方々に惹かれたのが入社を決めた理由です。会う人会う人みな、「こうなりたいな、こういう人たちとはたらきたいな」と思う“カッコいい”人たちばかりでした。

私が感じるかっこよさとは、喜怒哀楽が全部そろっていること。就職活動中、楽しそうにはたらいているビジネスパーソンはたくさん見かけました。でも、学生の身分ながら、楽しそうなだけのビジネスパーソンには魅力を感じなかった。顧客から感謝される喜びや思うように事業開発が進まない怒り、営業として受注できなかったときの悔しさや仲間と切磋琢磨する楽しみ。そういった喜怒哀楽が全て詰まっている仕事をやっているからこそ、やりがいも辛さも感じられるし、1つ1つの仕事に本気で取り組めるんじゃないか。そんなかっこいいはたらき方をしている人たちがたくさんいたのが、当時のインテリジェンスだったのです。

入社してからは一貫して人材紹介に携わり、企業の採用支援や人事コンサルティング、転職希望者のキャリアカウンセリングや面接支援などを経験。営業やマーケティングの責任者を務めたのち、2017年に求職情報・転職サイト『doda』の編集長に就任しました。

面接官も経験した今、改めて学生時代を振り返ると、社会の物差しが学歴偏重になっていることに違和感があり、その状況を“壊したい”という思いが頭の中にありました。そんな自分とは対照的に、社員の方々は自分なりの言葉で社会をどうしたいのかを語っていたんですね。それで人材業界ではたらく“カッコいい”人たちに惚れたのだと思います。

自分らしいスタイルで、新しい会社づくりを

2022年7月、一時退いていた『doda』編集長に再就任し、2023年4月にパーソルイノベーションの経営に加わりました。7月の組織体制の変更※に伴い社長に就任しましたが、読者の皆さんの中には、人材紹介一筋だった私が「なぜ新規事業開発のパーソルイノベーション?」と思う方もいらっしゃるでしょう。

個人的なことからお話しすると、私はゼロイチでサービスづくりをしたい人。また、外部の人たちを巻き込んで仕事をしたいという思いもあります。実際、パーソルキャリア時代には、社内大学やスポーツ関連のサービス立ち上げにも携わりました。

それに対し編集長というのは、現場の声やさまざまなデータを考察し、スポークスパーソンとして世の中に情報を発信する立場。もちろん責任もやりがいもあり、決してサービスづくりに専念したいからという理由でパーソルキャリアを離れたわけではありません。

ただ、今の時代、同じ志を持った人たちが会社名や名刺の肩書きにとらわれず、「餅は餅屋」で集まってプロジェクト的に事業づくりやサービスづくりをする時代なんじゃないかなと思うようになりました。その意味で、私の新しい事業づくりをしたいという思いや、私の財産でもある外部ネットワークは、パーソルイノベーションのようなフィールドでこそ活かせるのではないかと考えるようになっていました。

そんな話をキャリアプランやサクセッションプランの中ですり合わせていくうちに、会社が道をつくってくれたのです。時代の流れや社会の要請に応えるには、パーソルグループとして新しいサービスを生み出す必要があります。だからこそ、事業開発への思いが強く、人材という「はたらく」に直結する領域に明るい私に、その役割が巡ってきたのかなと。

前社長の長井さんからは、「キャラクターや外部ネットワークなど、活きる部分がたくさんあると思う。大浦らしくやるのがいいんじゃない?」という言葉をかけていただきました。また、長井さんと私はキャラクターも違うし武器も違う。もちろん人脈も違います。私が明るくない分野に関しては「タッグを組んでやろうぜ」とおっしゃっていただき、非常に勇気づけられました。

パーソルイノベーションでのキャリアはまだ始まったばかりですが、新サービス立ち上げの経験の他、チームづくりやマネジメントの経験など、活かせることはたくさんあるはず。自分らしさも存分に発揮し、パーソルイノベーションの次の時代をつくっていきます。

※参考:https://persol-innovation.co.jp/news/2023/0630-3/

「今日の自分が自己ベスト」の姿勢で仕事に向き合う

この場を借りて、仕事をするうえで私が大切にしていることをお話ししたいと思います。

1つ目が、「今日の自分が自己ベスト」です。人間なので当然、調子が出ないこともあるし、気分が乗らない日もあります。マネジメントがうまくいかなかった、営業パーソンなら受注を逃すことだってあるでしょう。それは単に体調の問題かもしれないし、準備不足や自分の能力の問題かもしれない。でも、どんなアウトプットになったとしても、「今日の自分にとってこれ以上はなかったな」と思えるような準備をして、毎日を丁寧に生きることを常に心がけています。

ただ、それは決して「自己ベストだったんだからしょうがないよね」ということではありません。単に自分を甘やかすのではなく、一日一日ベストを尽くして、後悔なく日々仕事に向き合うということです。

もちろん、どんな仕事においても高い山が立ちはだかることはあります。でもそれは、“壁にぶち当たった”という事実が目の前にあるだけ。自意識過剰と思われるかもしれませんが、自分が乗り越えなくても日々頑張っていたら仲間が担ぎ上げてくれるかもしれない。その山が勝手になくなることもあるし、山を登らせてくれる機械が発明されるかもしれません。

後になって思い返すと、「山があると思っていたら気のせいだった」ということもあるでしょう。「登る山を間違えていた」パターンなど、私自身もいろいろ経験しましたが、とにかくアウトプットや結果に翻弄されず、目の前のことに真摯に向き合い、自分らしく後悔のない日々を過ごす。それに尽きますね。

過去が未来をつくるのではない。未来が過去をつくるのである

2つ目が、「未来が過去を変える」です。過去の積み上げの中に未来があるというのが一般的なのかもしれませんが、私はそう思わないようにしています。自分の過去に対して引け目やコンプレックスを感じることはあると思いますが、それは自分の過去を否定するのと同じこと。もっと言うと、自分を育ててくれた親や恩師、仲間たちに失礼だなと感じるのです。一方で、未来で輝けば、それによって過去の見られ方が変わるのはよくあることではないでしょうか。

それは仕事も一緒です。自分が今やっている仕事やこれから取り組む仕事は、誰かに教えてもらったり誰かに助けてもらったり、その積み上げだと私は思っています。だから、「学歴がないからできない」「スキルに自信がない」「キャリアがない」と発言したり引け目を感じたりするのは、過去に関わった人たちを否定することになるんじゃないかと。

そんな思いもあって私は、「未来のありようによって過去が変わる」ことを意識して仕事に取り組んでいます。そうすることで、過去の自分にコンプレックスを持つこともなくなりました。もし負い目を感じることがあるとしたら、それはきっと自己ベストだったと言えない日々を過ごしてしまったときや、誰かのせいにしてしまったとき。過去の自分を否定せず、他責することなく今生きていられるのは、「今日の自分が自己ベスト」「未来が過去を変える」、この2つの考えを大切にしているおかげなのかなと思っています。

文化は変わるもの。新しい文化を一緒につくりましょう

最後になりますが、パーソルイノベーションではたらくメンバー、そしてこれからパーソルイノベーションに加わる皆さんにお伝えしたいことがあります。

それは「一緒に文化をつくりましょう」

人材業界で言えば、昔は転職の文化なんてありませんでしたが、さまざまな歴史の中で転職が一般化してきました。普段の生活の中でも、例えば昔は毎日シャンプーしなかったのに、今ではシャンプーが習慣化され、今後はまた新しい習慣ができるかもしれないというように、時代の流れの中で文化・習慣は変わっていくものです。

何を伝えたいのかと言うと、人間の生活習慣を変えることは非常に価値があることで、新しい文化・習慣をつくることは人を幸福にする、豊かにするんじゃないかということ。そのため私は、パーソルキャリア時代、「人材サービスをインフラに昇華させたい」と思って仕事に取り組んでいました。

そんなときに起きたのが東日本大震災でした。とにかく電気、ガス、水、食料という状況の中で、転職や副業などキャリアについて考える人はいないでしょう。そういう意味では転職や副業は嗜好品なのかもしれない、人材サービスはあくまでもサービスなのかもしれないと考えさせられました。

しかし、人が生きていくうえで日々の仕事にやりがいを感じることは、電気やガスといったインフラと同じくらい重要なものなのではないでしょうか。だから、「はたらく」という領域で、人が豊かになったり幸せになったりするために、はたらくことの定義を変えたいし文化も変えたい。

これはパーソルグループの使命である『はたらいて、笑おう。』そのもの。パーソルイノベーションには、それを実現できる土台があります。新しい事業や新しい文化をつくって人を幸せにしたい、そんな思いを持った人たちにどんどん集まってきてほしいですね。

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