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新規事業の勝ち筋を描く。企業としての底力を上げるプロダクトマネジメント室が目指す道

新規事業にとってノウハウは得難く、ときに喉から手が出るほど求めてしまうものではないでしょうか。

こんにちは!パーソルイノベーション インキュベーション推進部 グロース支援 人事・採用室の小林 日奈子です!

様々な新規事業が立ち上がっているパーソルイノベーションでは、各事業部が立ち上げに集中できるよう、ノウハウを蓄積して意思決定に活かせる仕組みを作ろうとしています。

今回は、その役割を担うべく2022年4月に新規設立されたプロダクトマネジメント室で室長を務める門垣 大樹(もんがき だいき)さんが登場。どのように事業の成功率向上に寄与していこうとしているのか。今後のビジョンや目標を聞きました!

門垣 大樹
ITベンダーにて大小多数のプロジェクトマネジメントを経験後、医療介護向け人材紹介企業へ参画。開発責任者として事業の成長にコミットした。その後、医療系スタートアップでSaaSプロダクト開発ディレクターを経験し2022年4月、パーソルイノベーション入社。事業開発を加速させるプロダクトマネジメント室の組織立ち上げに従事するとともに室長を務めている。

※所属部署・役職は2022年6月時点のものです。

「はたらく」を追求する場所で、事業を作り上げたい

ーー門垣さんはこれまで、一貫してシステム作りに携わってきたそうですね。

はい、新卒でITベンダーに入社し、流通系企業を担当したのがキャリアの始まりです。経営戦略をIT戦略に落とし込むプロジェクトをマネジメントしていました。

その後、志願して新規事業立ち上げ組織に異動し、動物病院向けの SaaSプロダクトの創出を担当しました。そこで初めて触れたスクラム開発が新鮮で「もっと自分の手で事業を作り上げたい!」と思い、事業会社に興味を持つようになったのです。

約7年勤務後、医療系の人材紹介会社に転職。なお、この会社でパーソルイノベーションの現代表である長井さんに出会いました。

入社当時は開発組織が5〜6名程度と小規模でしたが、増収増益し続けている将来性のある組織でした。そんな会社が、より成長するために必要な開発組織作りに邁進しました。

6年後、開発組織が約10倍規模になったところで「やり切った」と思えたため、医療系スタートアップに転職。あるプロダクトの開発ディレクターを担当し、プロダクトに対する開発組織のあるべき姿を追求しました。

そして2022年4月にパーソルイノベーションに入社し、現在に至ります。

ーーパーソルイノベーションへの入社の決め手は何だったのでしょうか?

前職でおよそ1年働いた頃に長井さんと話す機会があり、パーソルイノベーションを知りました。当時、長井さんはパーソルイノベーションの代表に着任するタイミングで、どういう組織にするかを検討している時期だったのです。

パーソルイノベーションが新規事業を生み出す役割を担っていること。事業の立ち上げを強化するために、これからスタートアップスタジオを立ち上げることを聞き、面白そうだなと感じたんですよね。

それともう一つ。もともと私は「学ぶ、はたらく、医療・介護」の3つの領域に興味を持っています。これまで「医療・介護」に携わってきたので、今度は「学ぶ」か「はたらく」に携わりたいと考えました。

パーソルグループは「働く」のど真ん中とも言える「はたらいて、笑おう。」をビジョンに掲げています。そういう会社が新しい事業をどんどん作っていこうとしていることに惹かれ、入社を決めました。

「直接支援」と「ノウハウ蓄積」をくり返し、事業の未来を創る

ーー門垣さんが室長を務めるプロダクトマネジメント室について教えてください。

2022年4月に「専門性のあるチームとして、事業の支援に特化してほしい」と長井さんから要望を伺い、私の入社と同時に設立されました。

プロダクトマネジメント室が設立される前、新規事業立案プログラム「Drit」などで立ち上がった新規事業の支援は、社内の手が空いているメンバーが兼務で行う体制でした。今後、よりスピード感を持って事業開発を進めていくため、私たちのような存在が求められたようです。

現在は3名体制で運営しています。

ーープロダクトマネジメント室のミッションは「事業チャレンジする打席に多く立ち、事業の成功数を向上させる」と聞きました。どういう取り組みをしているのでしょうか?

事業チャレンジには、多くのリスクや障壁が存在します。それに立ち向かいつつ、事業の意思決定を早く正確に下すための一助を担うのが私たちの役割です。

そのために実施していることが2つあります。

1つは「直接支援」。事業作りに必要な多くの専門性を、私たちが支援します。特にDrit発の事業のようにゼロからスタートする場合は、立ち上げ前の初期フェーズから入り、MVP(Minimum Viable Product)開発など、コアになる部分にも携わります。

既存事業に対しては、その時々で足りていない部分や課題に対して適宜支援しています。

もう1つは「ノウハウ蓄積」。事業ごとに打席に立つと、打ち方のコツなどが次のバッター(事業)に引き継がれません。たとえば1番打者がツールの使い方で悩んで解決したのに、その経験値が引き継がれないと、2番打者以降も同様の悩みを抱えて時間や労力を消費する可能性があるのです。

それは非常にもったいない。私たちが複数の事業に伴走して一緒に、あるいは代わりに打席に立つことで、経験値が引き継がれるだけでなく、事業部は事業に集中できるようになります。そうすればムダなことで悩まず、事業開発が優位に進むでしょう。

積み上げたノウハウは、会社にとってかけがえのない資産になります。その資産を使って、次の事業を支援し、スピーディーに成長させる。それが私たちの役割で、このサイクルがぐるぐると回れば、事業立ち上げにおける検証の成果も出しやすくなります。

結果、事業チームも私たちも組織として強くなっていくのです。

ーー具体的に実施している支援を教えてください。

2021年のDritで採択された『選考管理サービス』の「直接支援」では、初期段階から参画し、すべての定例会に参加しながらワンチームとして事業作りを実施しています。これからMVP開発のフェーズになると、プロダクトマネジメント室の専門性を活かして、サービスリリースにコミットしていきます。

「ノウハウ蓄積」では、『hanaseru』で運用効率化のために、顧客管理ツールの使い方を改善しました。事業が伸びていく中で出てくる課題をどう調整するかを話し合って決め、これまでの経験を活かして課題を解決しつつ、今後の他事業のためにノウハウを蓄積しています。

「虫の目」「鳥の目」「魚の目」を持つことが面白さにつながる

ーープロダクトマネジメント室の仕事の面白さややりがいを教えてください!

プロダクトマネジメント室は、事業に対して「虫の目」「鳥の目」「魚の目」といった様々な視点で取り組めるのが特徴です。このような視点を併せ持つ役割は世の中にも少ないのではないでしょうか。

まずは「虫の目」です。私たちは事業の当事者として、「そもそもこの事業(プロダクト)が世の中に受け入れられるために、何をするべきか」を一緒に考えるところから取り組んでいます。事業立ち上げメンバーと共に、自分たちも一員として考えて実行するのです。そこでは自身の専門性やアイデアを活かすことになります。

次に「魚の目」です。私たちが担当するのは新規事業です。まだ世の中にない価値を創出するため、事業が主戦場とするマーケットやそこで役立つ技術に目を向ける必要があります。日々決まったことをやるのではなく、事業によって果たす役割が異なる。その中でそれぞれのマーケットを検証できるのは、パーソルイノベーションのプロダクトマネジメント室ならではの面白さです。

最後に「鳥の目」です。私たちは、事業に対して一歩引いて俯瞰する側面も持っていなくてはなりません。その上でマネジメントとディレクションの能力を求められるのは難しさもありますが、大きなやりがいにつながっています。

誰もがチャレンジしたいと思える場を整えたい

ーープロダクトマネジメント室はまだ立ち上がったばかりです。今はどんなことに取り組んでいますか?

Dritは今、年4回のプログラムで年間8事業を生み出そうと活動しています。Drit以外のきっかけでも事業は生まれるので、今後、私たちは単純計算で年間10以上の新規事業に携わっていくことになるでしょう。

そうなったときに、私たちが対応しきれずボトルネックとなれば本末転倒です。どうすれば多数の事業に貢献できるキャパシティを持つことができるのか、チーム構想をメンバーで話し合って進めています。

また、月に一度のオフィス出社日を設けており、チームビルディングの一環でお互いを知るためのワークショップやカードゲームをしています。基本的にテレワークで仕事をしているからこそ、良好な関係作りは欠かせません。

ーー未来のために土台作りをしているのですね!では今後の展望を教えてください。

「Dritとプロダクトマネジメント室があるから、事業にチャレンジしよう」と誰もが思える環境を作りたいです。事業にチャレンジするには多くの課題を乗り越える必要があります。

それ故に、事業アイデアがあっても、最初の一歩を躊躇する人も多いのではないでしょうか。私たちはそのハードルを取り除いてチャレンジしやすくしたいです。

そうなれば心理的ハードルでチャレンジできずにいる人が「チャレンジしてみよう」と一歩踏み出せる。チャレンジする人が増えることで、成功事例が増えていく。成功事例が増えることで、チャレンジする人が増える。この好循環が回せる状態を目指しています。

仕事に関する事業展開をしているパーソルグループで、新規事業にチャレンジする人が増え、当たり前になっていく。そんな「はたらいて、笑おう。」にチャレンジするのが日常的な状態が理想ですね。道のりは短くないでしょう。けれど、私たちならできると思っています。

千里の道も一歩から。目標に向けて、着実に歩んでいきます。

ーー最後に、事業立ち上げに興味を持っている方にメッセージをお願いします!

事業立ち上げの環境は日々改善をしています。事業立ち上げに興味がある方は、まず一度チャレンジしてみてください。

事業立ち上げがリスクに感じるのは「経験がない」からという場合がほとんどです。一度やってみれば勝手が分かってきます。自分にできること、できないこと、事業を進める上で考えるべきこと、今足りないこと。それらが分かれば、2度目3度目のチャレンジは容易くなります。

いつの時代も、成功するのはアイデアより行動力がある人です。まずは挑戦してみてください!

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