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ときに寄り添い、ときに俯瞰する。能動的に事業と関わる経営企画室の視点とは

経営企画室と聞くと、事業を「管理する」部門だと思う方が多いかもしれません。しかしパーソルイノベーションでは、自ら事業に入り込み、深く関わり合います。全体の事業ポートフォリオを策定し、戦略を練り、各事業の整備をスピード感をもって進めていくのが経営企画室の役割です。

こんにちは!パーソルイノベーションHRマネジメント部タレントブランディング室の小林 日奈子です!今回は経営企画室で働く九鬼 一将(くき かずまさ)さんと中島 寛和(なかじま ひろかず)さんにインタビューしました。

中途入社同期の二人に、パーソルイノベーションを選んだ理由や仕事の面白さを聞いてみたいと思います!

写真左:九鬼 一将(以下、九鬼)
新卒で大手金融機関に法人営業として入社。大手コンサルティングファームに転職し、金融・通信系のクライアントを対象に、事業戦略立案、新規事業立案、M&A(BDD)に従事。2021年1月にパーソルイノベーションに入社し、経営企画室に所属。現在は同じSBU内『シェアフル』に出向中。

写真右:中島 寛和(以下、中島)
大手総合商社で省庁・大使館等との渉外業務や海外拠点の運営管理、海外電力プロジェクトなどを経験。大手コンサルティングファームに転職し、バリュエーション業務に携わった後、2021年3月にパーソルイノベーションに入社。経営企画室に所属。

※所属部署・役職は2022年3月時点のものです。

コンサルタントの経験を事業会社で活かしたい

ーーまずはお二人の経歴を教えてください。

中島:新卒で大手総合商社に入社しました。本社管理部門で省庁・大使館等との渉外業務や欧州・CISエリアの海外拠点の運営管理に携わったあと、ブラジルに駐在。現地法人の企画部で同拠点の運営や経済ミッション対応などを経験後に帰国し、ポルトガルの海外電力プロジェクトを担当するなど様々な業務に従事しました。

その後、大手コンサルティングファームに転職し、M&A関連のバリュエーション業務に携わってから2021年3月にパーソルイノベーションに入社しました。

全業界に通ずる「人材」という社会的意義の大きい課題に取り組むパーソルグループの中でも特に、新規事業を扱うパーソルイノベーションは非常にチャレンジングであり、自身を成長させられる環境だと思ったんです。もう一度、事業会社で挑戦したいと思ったのも入社理由の一つです。

九鬼:私は新卒で大手金融機関に入社し、東海地区の中小企業担当の法人営業からキャリアをスタートしました。

日々の営業を通じて知った顧客の悩みに対し、解決の支援ができるスキルを身に付けたいと思い、大手コンサルティングファームに転職。主に金融・通信業界のクライアント向けに、新規事業立案やM&A、営業改革などの支援に携わっていました。

コンサルタントとしての仕事の面白さと難しさにやりがいを感じていた一方、コロナ禍を機に変化がより加速していく中で、具体で何が起きているのか、どうすべきかを考えることに強い興味を惹かれるようになったんです。そこで現場との距離が近い働き方を求め、事業会社への転職を考え始めました。

自身の興味関心をもとに「10年腰を据えて向き合えるテーマ」という軸で業界を絞り、思い至ったのが人材。その中でも、新規事業に携わるパーソルイノベーションで新たな価値を創出できたら面白そうだと考え、2021年1月に入社しました。中島さんとは中途入社同期ですね(笑)。

立ち回り方は違えど、目指すゴールは同じ

経企④

ーー経営企画室の中で、お二人はどのような役割を担っているのですか?

中島:経営企画室の主な役割は二つあると考えており、一つは新規事業の立ち上げやその後の成長を支援すること。もう一つは経営陣が円滑な意思決定をするためのサポートです。

経営陣は、会社全体や各事業に関するリスクや長所短所を把握した上で、適切に意思決定する必要があります。そのために必要な材料を提示するのが我々の役目。日頃から経営的な視点を意識しつつ、会社や事業を俯瞰して、ロジカルに考えるよう気を付けています。

また私は、事業側や経営陣はもちろん、社外のパートナーを含め全方向とのコミュニケーションが求められる立場です。なので、皆さんと上手く関係を構築しながらバランス良く推進することを常に意識しています。

Solution SBU全体の業績管理もしており、毎月の経営会議用に業績報告書を作成したり、KPIを分析して経営陣向けにレポーティングしたりするのも大事な仕事ですね。最近は、M&Aの実行支援にも力を入れています。

経企③

九鬼:中島さんの業務は、色々な立場・目的を持った多くの方と一緒に調整・推進していく必要があるため、高いコミュニケーションスキルが求められると思います。

中島さんは事業部に対して「俯瞰している」と仰っていましたが、私の場合は対照的で、現場にハンズオンで入り込む動き方をしています。

ーー具体的にどのようなことをなさっているのですか?

九鬼:私は現在、スキマバイトアプリを手がける『シェアフル』に営業企画として出向し、事業のスケールを営業面で支援しています。

世の中のニーズに沿ったサービスであることが分かったので、今後サービスを拡大させるためにどうすれば良いかを考え、実行しているフェーズです。

営業企画として特に注力している業務は、リソースが限られる中で今何をやり、何をやらないのかを考え、その後の現場運用が回りやすい仕組みを作ることです。営業施策立案から組織設計、各メンバーとの調整、運用設計、帳票作り、データ作りといった、幅広い工程に携わります。

これらを固めるためには、ナレッジ・ノウハウの属人化や業務量の偏り、OAスキルの水準と運用のミスマッチ等、向き合うべき課題が山積みで、ヒアリングや調整を地道に進めていくことの重要性を感じています。

ベンチャーの現場は、私の想像以上に混沌としていてスピード感が凄まじく、入った当初は面喰らいました。現場で起きる様々な事象に対応するため、自分の業務が週次、日次で変わっていくこともあります。

こういうときに、自分の役割を見失わないためにも「今何が起きているか」を正しく理解することに気を配っています。

思い込みや安直な考えに逃げないよう注意してはいるものの、今起きていることを正しく理解し最適解を考え形にしていくのは本当に難しい。一つひとつにかけられる時間の少なさに目が回りそうになりながら、日々奮闘しています。

現場と経営、どちらにも近い存在

経企①

ーーパーソルイノベーションの経営企画室の面白さは何だとお考えですか?

九鬼:現場に近い環境で仕事ができるのは面白いですね。

新規事業を法人化し、独自の意思決定を可能にしつつ、一方で適切な距離感で支援できるようSolution SBUが各事業子会社と紐付く組織構造になっているのが当社の特徴だと思います。各事業がより成長しやすい仕組みをゼロから考えることに参加できるのは非常に刺激的です。

たとえば『シェアフル』では、お客様からの要望をもとに新しい運用方法を構築したり、プロダクトの仕様を変更したりすることがよくあります。現場の方と一緒にサービスを作り上げて行く部分にまで入り込めるのは、他社の経営企画室では無いのではないかと思います。

中島:確かにそうですよね。私の場合はPLやKPIなどのデータを客観的に分析し、そこから得た結果をもとに事業を支援しています。九鬼さんと違って今はハンズオンで現場に入り込んでいるわけではないけれど、日々の業務の積み重ねで事業に貢献でき、非常にやりがいを感じます

ーー立ち回り方は違いますが、お二人とも事業の成長を目指しているのは一緒なのですね。ところで、前職までの経験が、現在の業務に活かせていると感じることはありますか?

九鬼:色々なことが次々に起きる新規事業の現場において、混沌としたものを整理して構造化する力は、役に立っていると思いますね。出向中の『シェアフル』でも、「こういうスキルがある人と一緒に働きたかった!」と言ってもらえることが多く、事業会社で重宝されるスキルなのではないかなと思います。

中島:私は商社での経験が長いのですが、そこで鍛えられた現場力が今に活きていると感じます。現場は常に変化が激しく、また様々な力学が働いているため、ロジックだけでは通用しません。

そんな中でも、物事を前に進めるために必要な泥臭さや、周囲とのコミュニケーションの取り方といったソフトスキルは当時鍛えられたと感じています。

またコンサルティング会社では、財務・会計の知識やPCスキルなどのハードスキルの向上を中心に努めてきたので、それらの知識・経験は、現在携わっている業績管理やM&A支援業務にフル活用できています。

熱量を持って旗振り役になってくれる人求む!

経企②

ーー今後の目標を教えてください。

中島:一緒に働く皆さんから「彼がいれば大丈夫!」と信頼してもらえる人になりたいですね。事業メンバーやバックオフィス、経営陣と関わることが多いので、皆さんとのコミュニケーションを大事にしつつ、確固たる関係を築いていきたいと考えます。

九鬼:私は主体となって推進できる力を鍛えたいです。企画の仕事は、受け身だと「調整役・作業者」に留まりますが、能動的に動くと「推進役」になれると思っています。

課題に対して「こうなった方が良くなるのではないか」という叩き台を作って、能動的に働きかけられるようになりたいです。このマインドセットこそが、新規事業との関わりが多いパーソルイノベーションの経営企画室メンバーに必要な素養だと感じます。

また私のこだわりや意志から、何かしらの価値に繋がるような仕組みを生み出せたら、自分なりの「はたらいて、笑おう。」を実現できる気がするんですよね。そのためにも、多くの人が自分らしく色々なことに取り組めるような仕組み作りに挑戦していきたいです。

ーー壮大な未来を見据えているのですね!では最後に、お二人が今後どのような方と働きたいか教えてください。

中島:パーソルイノベーションの事業は日々変化しています。その中で経営企画室に求められるのは、素早い状況把握と判断、そして最後までやり抜く実行力。コンサルタントとして場数を踏んだ方はその経験を活かせるでしょうし、事業会社で粘り強く地道なコミュニケーションをくり返してきた人の経験や胆力も心強いです。何事もいとわず、新規事業の立ち上げや成長支援に熱量を持って取り組める方と一緒に働けたら嬉しいです!

九鬼:調整役ではなく、旗振り役になりたい方と一緒に仕事ができればと思っています。

実務として手を動かすことはもちろん多いのですが、作業に没頭するだけでなく、目の前の事象や課題に対して「こうあるべきではないか、こうしたら良くなるのではないか」と仮説を持ち、周囲に働きかけていけるような方と働けたら嬉しいです。

こだわりを持った方と「こうなったらもっと会社が良くなるよね、こうしていきたいよね」とバチバチ意見を交わしながら、パーソルイノベーション全体を良い方向に推進していきたいですね!

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