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期間限定でお仕事体験!ジョブトラは互いに新たな知見を得られる最高の“場”

2020年度からパーソルグループ全体で始まったジョブトライアル制度(以下、ジョブトラ)。グループ内でほかの仕事を体験できる機会になっています。

従業員には、いくつもの会社の集合体で、多くのサービスを有しているパーソルグループという“場”を利用して、多くの価値観や現業務に繋がる学びを得てくれることを期待しています。

今回は、この制度を活用して10名のメンバーを募集した『omochi』のサービス責任者、越智 聖人(おち まさと)さんに利用した経緯や、新たな視点を受け入れたことによる気付きなどを聞きました。

※所属部署・役職は2021年3月時点のものです。
※当記事はオンラインインタビューを元に作成しています。

越智 聖人
大規模UGMの事業開発やDX領域のコンサルタントを経て、2017年6月にパーソルキャリア株式会社に入社。エキスパートとして、アルバイト求人サイトの企画に携わる。2019年10月より『omochi』サービスオーナーとして、事業の立ち上げをスタートさせている。

ジョブトラとはグループ横断お仕事体験

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――まずジョブトラについて教えてください。

パーソルグループ全体で、従業員のキャリア教育の一環で実施している施策の一つです。グループ内各社の仕事を体験することで、キャリアデザインの選択肢を増やし、より具体的なステップを踏めるようにすることが目的となっています。

期間は約3ヵ月で、就業時間の中から月8時間程度、受け入れ先の業務を遂行します。

以前からグループ会社でジョブトラの前身の制度からスタートし、2020年度にグループ全体の制度となりました。

――2020年10月、新制度になってから初めての募集をかけましたね。

そうですね。『omochi』では4案件の募集記事を掲載させてもらいました。
ちなみに、社内イントラネット上に16社73案件の募集記事が出ていたそうです。その中でパーソルイノベーションが最も案件数が多かったと聞いています。

パーソルイノベーションはグループ企業の中でも新規事業が多いのが特徴。立ち上げベースの事業に携わることは、他グループ企業の皆さんにとっていい経験になるのではないかと考えています。

それに、私たちにとっても全然違う領域の事業に携わる社員に参加してもらうことは、いい刺激になるんですよ。彼らがこれまでと違う実務を体験し、新たな知見を得ることでいいアイデアが生まれることを期待しています。

今回のジョブトラ活用方法

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――越智さんは、どのような目的でジョブトラを活用したのでしょうか?

制度自体はジョブトラの前身のダブルジョブ制度の頃から活用しているのですが、実は不純な動機がありまして(笑)。

omochi』は新規サービスでまだ認知度が高くないサービスなので、みんなに知ってもらいたいというのが当初の目的でした。

ジョブトラに参加すれば、パーソルグループという大企業のイントラネット内に、募集記事という形で『omochi』の名前を露出できるんですよ。これはおトクに認知度を上げられるチャンスだぞ、と(笑)。

『omochi』のターゲットは若年層で社員の方が直接のターゲットではありませんが、社員のご家族やご友人、知人の方へ知られるようになったら嬉しいです。ゼロイチの新規サービスなので、いま大事なのは一人でも応援してくれる人を増やすことですからね。

もちろんジョブトラを活用するからには、チームに新しい風を吹かせたいという気持ちも強くあります。

――そういう理由があったのですね(笑)。今回はある1案件についてお話を伺えるそうですね。どのような案件なのでしょうか?

「若年層ターゲットへ向けたSNSコンテンツ企画&提案」です。

今後若年利用者を増やしていくためには、若年層が使用しているメディアの運用は必要不可欠。そこで各プラットフォームの研究と、どのようなアプローチが有効かについて分析、提案をしてもらうことにしました。

というのも、僕たちは新規事業でリソース的な制約もあるためプラットフォームを研究する時間を割くことが困難です。その不足している部分を担ってもらい、推進力が生まれることを期待しました。今回はいくつかのプラットフォームをチームごとに研究・分析してもらいたかったので、10名募集しています。

なお、後から人事部に聞いたところ、嬉しいことに最多応募数で定員オーバーしたのだとか。専門的な内容ではなく、SNSという比較的誰でも馴染みやすく興味を持ってもらいやすいテーマだったからでしょうね。

実際、募集テーマの専門性を上げすぎてしまうと人がなかなか人が集まりません。同時に募集した「営業企画のプロフェッショナル」枠は募集ゼロでした。欲張りすぎはよくないですね(笑)。


様々な実務を持つメンバーが真剣に向き合ってくれた

――参加者はどのような人たちでしたか?

幅広い年齢層で、人事畑の人が新卒採用に向けた若年理解のために来ていたことを始め、マーケティングサイドやセールスサイドといった様々な実務経験を持っている人たちが集まってくれました。

――どのように進行していったのでしょうか?

10人に参加いただけたので、僕たちが全員をディレクションをするのではなく、参加者の皆さんを研究対象のプラットフォーマー単位で数人ずつのチームに分け、それぞれリーダーを決めて運用してもらいました。

なお『omochi』では、「最終的にはサービスオーナー側に提案する」というマイルストーンを決めてからはじめています。今回は『omochi』のSNS運用にあたり、どのような方法が最適かを各チームに考えてもらいました。

ただ前提となる情報が少ないと企画するのは難しいですし、方向性がすりあわなくてギャップが出るのもよくありません。そのため、各チームと定期的にMTGを実施し、僕たちの事業が抱える課題感をタイムリーに共有するようにしていました。

彼らは『omochi』と事業領域が近しいテーマで伸びているアカウントや、その投稿内容を分析するところからスタートしつつ、各プラットフォームの特徴やアルゴリズムなどを分析していきました。

それらを踏まえた上で、『omochi』にはどんなやり方が向いているのかを提案してもらったのです。実際、期待していた以上の深い提案をもらえて驚きました。

コンテンツ企画としてありがちな、見栄えがいいものや競合がやっているものをただ真似するだけの企画ではなく、どれもしっかり分析し、運用も考えられた現実味のある提案でした。

例えば、伸びている投稿の要素を3つに分解し、そのうちこの要素を実現するためにはこういう運用をすればいいなど、非常に具体的な提案をしてくれたのです。

真剣に向き合ってくれたのが伝わってきて、すごく嬉しかったですね。

――参加者はとても楽しんでくれたそうですね。

そうですね。期間の途中で実施したアンケートでは、以下のようなコメントをいただきました。

・ゼロベースで起案でき、進めることができています
・実際のデータや現状を包み隠さず丁寧に説明してくださるので、チームの一員としての自覚を感じることができました
・自由形式でお任せいただき、幅広くアイデアを受け入れてくださったことで、新たな自分を発見でき自信に繋がりました
・未経験でSNSマーケティングの企画に携われて、楽しいと感じています

双方にとっていい経験になったと思います。

ジョブトラが大事なことを思い出させてくれた

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――今回、ジョブトラを活用してみていかがでしたか?

正直、最初は不安な部分もあったんです。制度がグループ全体のものになって初の募集ということで、裾野が広がった分、受け身な方もいるのか…など。プロジェクトを推進していく上での懸念があって。

けれどそれは、僕らの関わり方次第なんだなと分かりました。きちんとマイルストーンを決め、前提条件や事業課題の共有、進捗の共有をしっかりやれば問題ないことだったんですよね。

普段僕たちは、目の前のタスクに追われて企画にじっくり時間をかけられていません。そこを企画プロセスに対し、忠実で丁寧に取り組んでくれたのが非常に助かりましたし、真っ直ぐに企画と向き合う大事さを思い出させてくれました。

新規事業を行っていると企画から実行までを一人で実行することも多いです。それ故に、企画書を書かずに自分の脳内で完結してしまうことも、しばしばあります。でも企画を作るプロセスそのものをみんなで共有することで、いい意見が出てくるんだよなぁと。参加者の姿を見ていて改めて実感しました。

事業を育てていくには、足元の数字を見て結果を出すのはもちろん大事。けれど今回時間をかけて取り組んでもらったような、「企画コンセプトを定め、可視化してチーム全体で最終ゴールを目指していく」状況を作っていくことも大切なのだと教えてもらいました。

――では、今後もジョブトラは活用しますか?

はい、ぜひ。お恥ずかしい話ですがついつい短期的な視点になりがちなので、長期的に見て「今後どのようなテーマで募集するか」と聞かれると困ってしまうのですが。今回のようにできるだけ皆さんに参加してもらいやすく間口が広い取り組みをしたいですね。

興味を持って自分ごととして考えてもらえて、楽しみながら取り組めるテーマが理想です。それは今回の成功体験があったから思えること。

次はどんな発見があるのか、いまから楽しみです。

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