目指すのはシニア総活躍社会の実現。誰もが「はたらきやすさ」を追求できる生きやすい世の中に
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目指すのはシニア総活躍社会の実現。誰もが「はたらきやすさ」を追求できる生きやすい世の中に

「働きやすさ」は世代によって異なるのではないでしょうか。

高齢化社会を迎え65歳を超えても働くことが当たり前になった昨今、シニアの「働きやすさ」についてはまだまだ追求されていないように感じます。

そこにメスを入れようとしているのが、現在立ち上げ中の新サービス『アライクワーク』。

企画立案した戸田は、なぜこの領域に興味を持ったのか。このサービスで実現したい未来を聞きました。

▼プロフィール
戸田一樹
2016年、パーソルキャリア株式会社に新卒入社。人事本部新卒採用部にて、学生のリクルーティング、グローバル採用、事業創造人材採用の立ち上げを担当。その後、新設されたシェアフル株式会社に異動し、プロダクト企画、営業戦略を担当しながらカスタマーサクセスチームの立ち上げを担う。同時期にグループ内新規事業開発プログラム「Drit」のファイナル審査を通過。2020年7月よりパーソルイノベーション株式会社に出向し、アクティブシニアの雇用創出領域で新規サービス『アライクワーク』の事業責任者を務める。

自分たちがやりたいことではなく、社会が求めていることに目を向け見えてきた課題

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――『アライクワーク』を企画した経緯を教えてください。

きっかけは、パーソルキャリアに新卒入社した同期4人で力試しに、グループ内新規事業開発プログラム「Drit」に応募したことでした。1度目の挑戦は一次審査であっさり落ちてしまったのですが、その時「社会に必要とされているものより、自分たちがやりたいことに矢印を向けすぎた」ことを反省し、再チャレンジすることにしたんです。

「もっと広い視野で見たときに社会が抱えている負は何か」と考えた末にたどり着いたのが、シニア世代の就労環境と企業の慢性的な人材不足。これを解決するために企画したのが『アライクワーク』です。

個人的にも、以前から「体力的にもまだまだ元気で就業意思があるのに、働けないシニアの方々」がいる一方で、「人手不足が逼迫している企業」がたくさんある。ここの最適化がもっと進まないものかという違和感と課題感を持っていました。

最適化を進めるには、シニアの方にとって働きやすく、かつ企業側の人手不足の解決につながる新しいスキームが必要であると考え、今回サービスを創りだそうと決めました。

『アライクワーク』はシニアと企業、双方の課題を解決するマッチングサービス

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――『アライクワーク』とは、具体的にどのようなサービスですか?

60歳以上のシニアの方々が、自分がサービスに登録した予定に合わせて「家から近く」「短時間」で働けるお仕事をご紹介していくマッチングサービスです。

シニア側は自分が登録した「ここなら働けるよ」という空き予定に合わせて自ら仕事を探さずとも中長期的に安心して働けるお仕事の紹介が受けられます。法人側は、シニア側が登録した空き予定のデータベースをみて、家から近くで働いて欲しい時間帯に働けるシニアの方へアプローチができる仕組みになっています。

そもそも働きたいシニアの方が働けていない一番の原因は、働く「場所」と「時間帯」のミスマッチ。「体力的にも自身の都合的にも、もう少し短時間で家から近かったら働けるのに」と悩んでいる方が非常に多いんです。

一方で、介護施設やマンション管理、清掃系の慢性的に人手が不足している企業は働いて欲しい時間帯(シフトが不足している時間帯)に確実に人を採用したいものの、働ける時間帯のミスマッチやそもそもの応募が来ずに悩んでいる実態があります。

だからこそ我々は、「働きたい日時」と「働いて欲しい日時」を事前に登録してもらうことでマッチングの精度を上げ、紹介するお仕事を「2時間単位」で区切ることによって、シニア側の応募の障壁を下げる工夫をしています。

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▲企業の課題とシニア世代の課題をマッチングして解決に導く

加えて、我々はシニアの活躍支援をしながら企業の運営体制の改善や従業員業務負担の軽減につながる業務改善支援も同時に行っていきます。

企業側の経営状況を良好化させるためにも、シニアの方が安心して働くためにも就業環境の改善は必要です。業務状況の可視化やシニア人材を活用した新しい運用体制の提案もサービスに組み込んでいます。

このようにして、シニアの方の力を借りながら事業運営することが企業の事業体制の健全化につながる「共創型マッチングモデル」を『アライクワーク』は目指していきます。

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――人材マッチングと業務支援の2つがサービスの主軸なのですね。その上でこだわりたいポイントは何ですか?

こだわりたいポイントとしては「シニア側のユーザービリティ」です。

我々のサービスはスマートフォンを使ってWeb上でサービスを利用していただくことになります。

スマホの操作能力には人によって差があるので、スマホが不慣れな人でも自然と使えるような「簡単で」「わかりやすい」プロダクトにしていきます。

また、サービスの中に「面白さ、楽しみ」の要素も盛り込みたいと思っています。働いた分だけポイントが貯まったり、他のシニアの方の活躍事例をメディア化したり、何度もサービスを見たくなる・使いたくなるような仕掛けも中長期的に作っていく予定です。

より多くの方が簡単に・気軽に使え、使うのが「楽しみ」になるサービスにしたいですね!

取材で何度も耳にした「私なんか」という嘆き。もうそんな言葉を言わせたくない

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――戸田さんは現在20代でシニア世代とはかなり年齢が離れています。企画まで落とし込むために、シニア世代の課題を自分ごととして捉えるのは大変だったのではないですか?

そうですね。早い段階でシニア世代をターゲットにすることは決まりましたが、課題の解像度を上げることと、そこからのソリューションを創り上げるのに時間がかかりました。先輩の親や知り合いに何度も話を聞きに行って、自分の中に落とし込みながら進めていきました。

その際に何度も耳にしたのが「私なんか」「自分なんて」という諦めの言葉。

これまで会社のために、家族のために頑張って働いてきた。自分の時間よりも子育てを優先してきた。

だからこれからはもっと自由に、充実したと毎日を過ごしてほしい!と思っていたのですが、実際には年を重ねるにつれて人とのつながりが薄くなり、仕事に応募しても年齢のせいで面接もさせてもらえない。

そういった毎日を繰り返していると自分が社会から取り残されたかのような感情が強まり、どんどん閉鎖的になってしまっていることが生々しくわかりました。その姿を見て「そんなこと言わないでくださいよ」と胸が苦しくなりましたし、この課題を自分がなんとかしなければと強く思うようになりました。

そのような中で思い出したのが、大学時代に飲食店のアルバイトで出会った人でした。

当時、63歳の女性とよくシフトが被ったのですが、その方はとにかく明るくて仕事ができて尊敬できる人でした。大学生の自分が持っていないホスピタリティを持っていて、いつも細やかにお客さんや従業員に気を配りのお声をかけていました。また、誰もやりたがらない排水溝の掃除も笑顔で率先してやっていて、毎回ピカピカに磨き上げてくれていました。

世の中には、その女性のように輝いているシニアの方がたくさんいるはずなのに、年齢だけで選考の土俵にも上がることができないのは本当にもったいない

我々は何か強い原体験が元々あって起案に至ったわけではありません。でも、サービスを創り上げていく過程の中でチーム全員が顧客の課題を自分ゴトとして落とし込むことができたからこそ、「想い」が生まれ、最終的に選ばれたのだと思っています。

ひたすら現場の声に耳を傾けて気付いた課題の数々

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――企画の実現化に向け、まず取り組んだことは何ですか?

起案が通過し、実際に立ち上げのためにパーソルイノベーションに出向してきたから取り組んだことは1日100件程度のテレアポです(笑)。

正直何から取り掛かるべきか右も左もわからない状況でしたが、新型コロナウイルスの影響により法人側のニーズに変化があると思ったので、メインターゲットである介護領域の企業を中心にサービス内容の壁打ちと改めてニーズのヒアリングを実施しました。

とにかく想い重視で「話を聞かせてください」と電話をかけ続けたら、6〜7施設が優しく話を聞いてくれて。

向こうからすると、まだ存在しないサービスのために時間を割くことは一銭の得にもならないはずなのに、今でも協力し続けて、ずっと応援し続けてくれる素敵な企業と出会うことができました。

――具体的にどのような話を聞いたのか教えてください。

ある介護施設からは、「介護」の大変そうというマイナスイメージと有資格者でないとできない仕事だと思われていることから人員が不足していて、1日を運営し終えるだけで手一杯になっていると。リネン交換や送迎、事務処理など、資格が不要な業務も日々大量に発生するにもかかわらず、人員不足から有資格者が担うことになり業務過多になっているとのことでした。業務を切り出したくても切り出している時間すら確保できないという逼迫した現場の声を聞くことができました。

実際に介護現場も視察もさせていただいたのですが、常に介護職員の方は駆け足でお仕事をしているんですよね。ご利用者に万が一の事態があってはいけないので常に目が離せず、同時に膨大な業務量をこなしている様子を実際にみることで、イメージしていたことをよりリアルに捉えることができました。

現場の実態を知れば知るほど『アライクワーク』のニーズを確信しましたね。

――こうして、マーケットのニーズを掴まれたのですね。

そうですね。ただ我々も順風満帆のまま今がある訳ではなく、サービスの方向性や軸がブレそうになった時期もありました。事業ですので当然のように利益も追求していかなくてはなりません。

しかし、事業として成り立たせることばかりに目がいき、事業運営工数、マーケティングコストなどの障壁が高いマッチングではなく、業務整理サービスだけで進めようと方向性がブレブレになっていたこともあります。

しかし、これまでサービスのヒアリングや壁打ちにご協力いただいた企業様にその方針をお伝えすると、「人の支援があるからこそ業務整理に価値がある」とお叱りを受け、目が覚めました

社内外含めていただいたアドバイスを吸収しすぎてしまっており、本当にサービスを必要としてくれている顧客の声の大切さを見失っていたなと。自分たちの信念を曲げないようにしようと覚悟を決めた瞬間でした。

それぞれの「はたらきやすさ」を追求できる社会モデルを世界に発信したい

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――『アライクワーク』は、いつ頃リリース予定ですか?また、このサービスで実現したい未来を教えてください。

現在はサービスβ版の開発や運営体制のシュミレーションを行なっていて、2021年4月にリリース予定です。

引き続き、多くの人の声に耳を傾けながら、「本当に求められているものは何か」を追求して長く使われるいいサービスにしていきたいですね。

そしてこの事業を通じてシニアの「年齢制限」の壁をなくし、自分らしく働くことで前向きに社会に参画ができる人を増やしていきたいです。

高齢化が加速する日本社会において、シニアの方の活躍が今後の企業成長には欠かせないと思っています。

健康的に無理なく働けるシニアの方を1名でも増やすことが、企業の人手不足解決の鍵になります。

だからこそ「共創型マッチングモデル」を『アライクワーク』が先陣を切って創っていき、日本だけでなくいずれは世界に誇れるモデルにすることを目指していきたいです。

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