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飲食業でのコロナ禍および「Go To Eat」キャンペーンにおける予約状況~今後の予約トレンド、具体的施策・対策のトレンドは?~

パーソルイノベーション・デジタルマーケティング部の福井です。「Go To Eat」キャンペーンが始まり、飲食店によい影響は出てきました。 しかし 当キャンペーンは予算終了に伴い、まもなく終了することになります。そこで当セミナーは当初予定から内容を一部変更して行われました。飲食業におけるコロナおよび「Go To Eat」キャンペーンにおける予約動向とそこから見えてきた今後の予約トレンド、 さらには具体的施策・対策のポイントについて、エビソル佐々木健太郎氏の発表を中心にまとめます。 


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登壇者

佐々木健太郎
株式会社エビソル OMO事業部第1チームマネージャー

高本智恵
ポスタス株式会社 セールス&マーケティング企画部

松山勇介
ポスタス株式会社 Direct Sales部
※今記事はセミナーの全てを網羅していないことをご了承ください。

「Go To Eat」キャンペーンとは

まずあらため「Go To Eat」キャンペーンについて、簡単に説明します。「Go To Eat」キャンペーンとは、コロナ感染予防対策に取り組みながら営業している飲食店および、食材を提供する農林漁業者を応援するためのキャンペーンです。

内容としては①プレミアム付き食事券の発行と、②オンライン予約経由の予約ポイント付与の2つがあります。

①は地域内の登録店舗で使える25%のプレミアムをつけた食事券が発行されます。②は次回以降に使えるポイントとして、昼食は一人500円分、夕食は一人1,000円ぶんのポイントが付与されます。今現在、付与されたポイントの9割は消化されていない状況です。 

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POSデータから見る、キャンペーン前後の飲食店動向

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8月は感染者数増加で少し後退しましたが、10月は昨年対比85.5%まで回復しました。

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昼食の売り上げに関しては10月時点で91%まで回復しています。 この回復には10月から始まった「Go To Eat」キャンペーンの影響もあると考えられます。

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10月はすべての地域で昨年対比をオーバーしていますが、北海道は感染者数が増えているため少し失速しています。一方、沖縄はかなり回復していますよね。

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客単価別で比較すると6,000円から7,000円のレンジの売り上げが増加しています。 「「Go To Eat」キャンペーンで少し贅沢をしたい」という傾向が考えられます(ポスタス・高木氏)。

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ジャンル別の回復順位です。前月からの伸び率に注目すると沖縄料理と洋風のジャンルが伸びています。「せっかく外出して食べるなら 贅沢したいというのがあるかもしれません」(高木氏) 。

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売上昨年対比では、韓国ドラマの影響もあるのか、韓国料理が上位になっています。沖縄料理は売上昨年対比ではワースト1位ですが、売上回復率では1位になっています。 GOTOトラベルで沖縄へ行く人の増加が影響しているかもしれません。

ラーメンやそばうどんに関しては回復率が鈍化しています。「客単価が高いジャンルに比べて(Go To Eatキャンペーンの)恩恵を受けにくいからかもしれません」(高木氏)。

ebica予約データからみる 今後の予約トレンドと具体的対策のポイント

ここからはエビソルの佐々木健太郎氏による、「今後の予約トレンドと具体的対策のポイント」の発表についてまとめます。

外食予約マーケットの状況

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昨年対比の予約数の推移としては、10月の予約総数は前年比1.3倍になっています。「Go To Eat」キャンペーンが飲食業界の売上回復には影響を与えたことが考えられます。

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またグルメサイト経由の予約総数が173%と伸びています。ネット予約は391%%増加。さらに電話予約も減少することなく微増していることもわかりますね。

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従来もも当日と前日で予約の半分を占めていましたが、「Go To Eat」キャンペーンが始まると、当日予約が伸びているのがよくわかります。今まで一人で飲みに行ったり、二人で行く場合には予約をせずに来店していたものが、ポイントを獲得する為にネット予約をしていく人が増えたわけです。

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おひとりさま予約は15倍に増えています。今まで一人だったら予約しなかった人が、「Go To Eat」キャンペーンでポイントを獲得するため予約が伸びていると言えます。

またポイントの9割がまだ未使用なので、これから貯めたポイントを使う段階に入ります。ポイントの使い方として、予約時に使ったオンラインのグルメサイトを使用するのが条件になるので、引き続きオンラインでの予約は大切になると考えられます。

具体的対策とポイント

具体的にはどのような対策が必要になるのでしょうか。ここではその具体的対策とポイントを2つ説明します。

1.予約をどう受けるか

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10月1日のGo To Eatキャンペーン開始後、グルメサイトのネット予約は約4倍に増加。利用サイト数に比例してネット予約が増加します。グルメサイトで獲得したポイントに関しては、同じグルメサイトで予約することでしか使うことができません。そのため飲食店としては「適切な数をサイトに出していくことが大事」(佐々木氏)だと言えます。

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飲食店では直前のネット予約も重要になってきます。「Go To Eat」キャンペーンに合わせて直前の予約も開放しており、営業時間中にネット予約受付を実施する店舗が11%伸びています。

「Go To Eat」キャンペーンが始まって、営業時間中の予約が増えています。この時間帯の予約は、ポイントを消費したい方が多いので、「この層を取り込めるかどうかが大事」だと言えます。

2.選ばれるプランを販売する

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ではどういったプランを販売するとよいのでしょうか。ポイント利用として想定されるニーズへの対応が必要です。つまりポイントを多く利用できるプランを作ります。

また少人数での利用にも対応すべきであり、コースの利用人数制限の緩和が必要です。さらにコース予約が3日前に終わってしまうとお客様を取りこぼしてしまうので、直前まで予約は受け付けましょう。

食事券について

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オンライン予約とプレミアム付食事券の違いは、予約にこだわらない点です。そのためラーメン屋などでも利用できます。 都道府県ごとにやり方が異なるので、オンライン上でしか買えない場合もあれば、 コンビニでも買える場合があります。

予約に関係なく使える食事券ですが、予約しないで行って券が使えないのは困るので、予約できるお店に予約していくと考えられます。そのため予約のための導線を設けておかなければなりません。 その際、自社で予約サイトを使った方が、手数料がかからないのでとくにお得です。

エビソルがご支援させていただきたいこと

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ネットの導線を複数もつと予約と在庫管理が大変で、さらに電話予約と予約なしの来店の管理はかなり難しいという声が多いです。また自社での予約はメールになっているため、やり取りに時間がかかってしまい、予約の確定が3日後ということもあります。

ここに対してエビカでは、予約の一元管理が可能になります。グルメサイトや Google での予約などさまざまな予約を一元で管理できるのです。すべての空席をネットで公開できないと予約の取りこぼしが発生します。一般的にブッキングしないように席数を少なめにグルメサイトに公開しているため、取りこぼしが発生するわけです。

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エビカではネットの予約管理を自動化しているので、グルメサイトコントローラーが自動で空席状況を反映してくれます。そのため最大限席を受け付けられます。

また お店の予約に関しても AI レセプションが対応しています。 そのため電話予約に関しても自動で席に反映してくれるのです。

もちろん予約なし来店の方がいた場合も、エビカ上に登録さえすれば空席状況に反映されます。しかし忙しい時間帯の場合、入力するのは難しいことが多いです。

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そこでポスタスと連携しておけば、注文した際に予約なし来店という登録がエビカ上でされて、会計した後に自動で退席となります。またグルメサイトでエビカが席情報を更新してくれるので効率的です。

質疑応答

Q.営業中にグルメサイトが確認する管理が煩雑にならないか

エビカで一元管理すると、確認する先が一箇所なので楽だという声が多いです。

Q.ウォークインとダブルブッキングは本当に防げるか

リアルタイム予約に関しては2・3分後っていうのはなくて、どんなに早くても15分後、安全をとって30分後になるので、ほとんどダブルブッキングすることはないといえます。

まとめ

「Go To Eat」キャンペーンは終了しますが、これから食事券をつかった飲食や今まで貯めたポイントの使用が考えられます。その際に予約ができる飲食店であるかどうかはとても重要なポイントです。

また予約も直前まで受け付ける必要があるでしょう。そのためにはシステムの導入は必須です。電話予約もウェブ予約も一括で管理できるシステムとしてエビカは最適です。

さらに、モバイルポスシステムの「POS+」と連動すれば、予約なしのお客様の席もシステム上に反映できるため、店内の空席を限りなく減らすことができます。今後も予約したお客様と予約していないお客様の混在は続くと思いますので、これを機会にシステムの導入をご検討されてはどうでしょうか。

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いかがでしたか?パーソル、パーソルイノベーションでは今後もこのような情報提供を行っていきます。


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