売上管理とは?業務内容の解説から集計のポイントやPOS導入メリットまで解説!
パーソルイノベーション・デジタルマーケティング部の福井です。売上管理をする必要性についてはよく言われていますが、実際に売上管理はなぜ重要なのでしょうか。この記事では売上管理の業務内容だけでなく、その手順や売上管理のポイントについて紹介します。
最後に売上管理の効率をアップするための方法として、POSレジの導入についてを説明しています。システム導入は売上管理の重要なポイントですが、POSレジがなぜ必要なのかについても説明します。
売上管理の業務とは?
売り上げ管理の業務とは、日々の売り上げを管理する業務です。日々の売り上げを管理するといっても、ただその日の売り上げを記録していくだけではありません。誰が担当者だったのか、どの地域なのか、また時間帯、年齢層などさまざまな記録をとります。
またただ記録を管理するだけでなく、その記録を分析して、なぜ売り上げが落ちているのかなどその原因を考えるのも売り上げ管理の業務の1つです。今までは責任者の経験値に頼っていたものを、数値にもとづいて判断するように変えていくわけです。
売上管理を行うことで何が変わる?
日々の記録に基づかずに、分析を行うと、今までの経験から判断することになります。そうした経験値が生かされる場合もありますが、間違っていることも多いです。その理由は売り上げの落ちる原因が、複数ある場合が多いからです。
また地域性の問題もあります。1つの店舗でうまくいっているやり方が、他の店舗でもうまくいくとは限りません。その理由は地域によって商品を買う層が違うこともあるからです。こうした分析はデータにもとづく業務管理行ってはじめてわかるわけです。
さらに売り上げ管理としてさまざまなデータを残しておき、そのデータを分析することで、今後の売り上げアップにつながる可能性があります。たとえば飲食店ではどのようなメニューを提供すれば売り上げアップにつながるか考える際に、どのようなお客様がお店に来ているかわかれば、新しいメニューの絞り込みが行えます。
「この商品を売りたい」という商品ではなく、お客様に必要とされている商品を提供した方が売り上げにつながりますよね。新商品はデータにもとづいて分析したほうが確実です。
売上管理に必要な準備
売上管理をしようと思っても、ただ毎日の売上の記録をとるだけでは何の意味もありません。先ほども述べた通り、売上管理はそこで記録されたデータを元に分析し、業務を改善する必要があるからです。では売上管理をするためにはどのような準備が必要なのでしょうか。ここでは売上管理に必要な準備として3つのポイントをあげてみました。
・売上を管理するツールを決める
売上管理はどのツールを使って管理するかがとても大切なポイントです。無料のソフトやアプリを使う方法もありますが、たとえばスプレットシートやフリーソフトを活用するものです。
他にもエクセルで売上管理をしているところもあります。エクセルを活用すれば、誰でも使えるので、非常に使いやすいというメリットはあります。
また特定のシステムを導入し、売上を管理するだけでなく、そこから簡単に分析できるようにするシステムを導入するのもよいでしょう。
いずれにせよどのようなやり方で売上を管理していくか、従業員が使いやすいツールを使って、売上管理をするのがよいでしょう。
・管理する項目を決める
売上管理をするためには、管理する項目を明確にする必要があります。ただ日々の売上を記入するだけでは分析には役立ちません。売上を管理するためには売上目標が必要ですよね。
そのため実際にその売上目標が達成できたかどうかの数値をとる必要があるでしょう。また売り上げも月別で集計し、前月比が前年同月比の比較できるようにすべきです。さらに予算や経費の使用状況などがわかるとよいでしょう。
他にもその日の天気は売上に大きく左右します。そのため当日の天気を記録する必要もあります。さらに客商売であれば、その日の担当者によって売り上げが変わる可能性もあるでしょう。このように売上管理に必要な項目と言っても、さまざまます。その項目は業種によって違うことも多いでしょう。
今、自社が属している業界で、どのような項目が売り上げに影響を与えているか、まずは分析をして、売上管理として記録していく項目を決めるようにしましょう。
・売上目標を決める
売上管理をするさいに、売上目標が決まっていなければ、ただ売り上げが多い少ないだけで終わってしまいます。月によっては売上が少なくても売上目標としては達成したという場合も考えられます。
また売上管理は業務を改善して売上を上げていくことが目標です。そのため売上目標を決めていなければ、改善が必要なのかどうかがわかりません。現在の売り上げからおよそどれくらいの売上をあげればよいのか、目標をしっかりと決めるようにしましょう。
売上管理の手順
売上管理の準備が整ったら、いよいよ売上管理をはじめます。売上管理に関しては以下の手順で行います。
1.データを入力する
売上管理の項目に対してデータを入力します。売上管理のテンプレートを使っている場合は手動で入力が必要です。一方、システムを導入すれば、自動でデータが入ります。システム化のメリットは手入力しなくても自動でデータが入力されることです。業務効率化のためには、システム導入は非常に有効でしょう。
2.データを集計する
次にデータを集計します。複数店舗にまたがる場合は、それぞれの店舗がどれくらいの売上になっているのか集計が必要です。システムを導入していればシステム上で、一括で行なってくれるのが一般的です。
3.データを分析する
次にデータを分析します。データを分析すると言っても、売り上げが多い少ないだけではありません。データを分析するということは売り上げが少なくなった原因を考えることになるわけです。
データを分析すると、今まで思っていたようなこととは別の原因で売り上げが落ちているとわかることがあります。そうした原因を分析するのも業務管理の重要な業務です。
4.分析結果から対策を考える
分析結果から売上が落ちた原因が分かれば、そこから対策を練られます。どのような対策が考えられるのか、原因を改善する方法について考えましょう。また新商品を開発する際にも、データ分析から対策を考えるのも有効です。どのような商品を提供すれば売れるのか、データを分析することでわかることも多いでしょう。
5.対策を実行する
対策を考えたら実行します。対策を考えて実行すればすぐに成功するというほど簡単なものでもありません。対策を実行してそれでも効果がなければ、うまくいかない原因がどこかにあるはずなのです。そのデータをまた分析して対策を考え実行するというサイクルを繰り返していく必要があります。
売上管理のポイント
売上管理の手順について紹介しましたが、ここで売上管理を成功させるポイントについて2点紹介します。
・自社に合った売上管理のシステムを導入する
売上管理においてはシステムを導入する企業も多いでしょう。しかしシステムを導入すると言っても、業界によって合うシステムと合わないシステムがあります。すぐにひとつのシステムに決めないで、自社に合ったシステムを選ぶようにしましょう。
またシステムを選ぶ際には従業員がどのように考えているのか、実際に触ってもらう必要もあります。システムを使うのは従業員です。いきなりこのシステムを使うようにしようと言われても、なかなかうまく使うことできません。
中には嫌々ながら使う場合もあったり、結局使いにくいからとなって、そのシステムを使わなくなる場合もあります。従業員の意見を聞きながら採用するシステムは慎重に選ぶようにしましょう。
その際ipadなどのタブレットを使ったシステムを検討してみてください。タブレットは比較的抵抗感が無く、新しいシステムを受け入れている従業員が多いです。
・売上管理の目的をはっきりと決める
売上管理を成功させるためには、そもそもなぜ売上管理をするのか目的をはっきりさせる必要があります。システムを導入するという話になると、システムをなんとなく導入すれば何か変わると考えているところも多いです。
実際には売上管理の目的をしっかりとしておかないと、効果がほとんど見られません。売上管理を通して何を改善したいのか、最初にその目的をしっかりとするようにしましょう。
売上管理の効率UPにはPOSレジ導入が便利!
POSシステムとは販売時の情報を管理するシステムです。POSシステムの特徴は、リアルタイムで売上管理が行えるところです。現在どの商品がどれだけ売れているのか理解できるので、その日の計画も修正できます。
またPOSシステムであれば、システム上でデータが入力されるわけですから、データ入力の失敗もありません。分析レポートも簡単に作れるのもその魅力です。
また飲食店などでは注文が直接POSシステム送られることで、注文の入力ミスも防げます。顧客管理も同時にできるでしょう。そうした作業をシステム化することで、業務効率化にもつながるわけです。
まとめ
ここまで売上管理の手順やポイント、さらにはPOSレジの効果について説明しました。売上管理をすることで、業務改善ができ、大きく売上を伸ばしているところもあります。売上管理を行う方法としては、システムを導入するのが最適です。
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いかがでしたか?パーソル、パーソルイノベーションでは今後もこのような情報提供を行っていきます。
ポスタス株式会社および「POS+」について
< https://www.postas.co.jp/ >
ポスタス株式会社は、2013年5月のサービス提供から、有償POSレジで国内トップクラスのシェアを誇るまで成長したクラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」の事業を、パーソルグループのパーソルプロセス&テクノロジー株式会社より承継する形で、2019年12月2日に設立いたしました。
「PERSOL(パーソル)」について <https://www.persol-group.co.jp/>
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