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「パーソルグループを突き動かす」組織へ。社長室のミッションと求める人材像

『新手法、新領域で、未来をぬりかえる。』というミッションのもと、新規事業開発に取り組むパーソルイノベーション。パーソルグループのビジョン『はたらいて、笑おう。』につながるサービスを生み出すべく、組織も人も進化を続けています。

こんにちは!パーソルイノベーション ビジネス推進部 採用室の小林 日奈子です!

今回ご紹介する田中 駆(たなか かける)さんは、2024年5月にパーソルイノベーションにジョイン。7月に新設された「社長室」の室長として、ゼロからの組織づくりに邁進しています。

キャリアの多くを新規事業開発に費やしてきた田中さん。これまでのキャリアを活かし、どんな社長室をつくろうとしているのでしょうか。社長室の役割や目指す姿、求める人材像や社長室ではたらくことの魅力など、詳しく聞いてきました!

※所属部署・役職は2024年9月時点のものです。

“前向きな迷い”を払拭した“あなただから”という言葉

―― 田中さんは2024年5月にパーソルイノベーションにジョインし、7月に新設された社長室の室長を務めています。まずは、これまでのキャリアを教えてください。

パーソルイノベーションに入社する前は、クラウドファンディング事業を運営するベンチャー企業に所属し、スタートアップ支援事業を行う子会社の役員や本社のBizDev部門の責任者を務めていました。

この会社は、私が自身で創業したスタートアップのM&A先でもあります。私は2018年、プロジェクトのメンバー集めやソーシャルグッドな活動のプロボノ集めなど、“仲間集め”のプラットフォームを立ち上げ、その運営に従事していました。その後、「仲間だけでなく資金も集められる仕組みをつくりたい」と考えるようになり、その実現に向けクラウドファンディング事業者へのM&Aを決意。2019年4月に、同プラットフォームのプロダクトオーナーとして同社にジョインしました。

―― 起業やBizDevといった経験が今につながっているのですね。

改めて自身のキャリアを振り返ると、起業する前に所属していた会社でもイントレプレナーを経験するなど、社会人になって9年、キャリアの大半を新規事業開発に費やしてきました。また、会社員をしながら大学でスタートアップ論の講師をしたり、インキュベーションやアクセラレータプログラムのメンターを務めたり、新規事業に挑戦したい人たちのサポートにも深く関わってきました。

パーソルイノベーションは、『新手法、新領域で、未来をぬりかえる。』というミッションのもと、新規事業開発に取り組む会社。これまでの集大成と言ったら大げさかもしれませんが、今までの経験を総動員した挑戦がここにある。そして、私のモチベーションやパフォーマンスを最大限に発揮でき、一方でこれまでやれなかったこと、もっとやりたかったことにもチャレンジできる。そうしたさまざまな想いが一つにつながり、パーソルイノベーションへの入社を決めました。

―― 新規事業開発に取り組む会社とはいえ、環境が大きく変わるだけに迷いもあったのではないでしょうか?

パーソルイノベーションの他にも複数社からオファーをいただき、自分が一番熱くなれるのはどこか、どこなら一番頑張りたいと思えるかなど“前向きな迷い”があったのも事実です。でも、大浦社長にかけていただいた言葉の一つひとつが心に響いて、それがパーソルイノベーションへの入社を後押ししてくれました。

実は私は3年程前、パーソルイノベーションが関係するアクセラレーションプログラムで大浦社長と仕事をご一緒したことがあり、お互いをよく知っている間柄でもありました。だからこそ、私を知ったうえで「駆さんにこういうことをしてほしい」「駆さんならこうやって頑張ってもらえると思う」というように、“あなただから”という言葉をかけていただけたのは本当に嬉しかったし、自分がジョインすることの意義を改めて考えさせられました。実際、社長室づくりをゼロから任せてもらうことになり、入社を迎えた時の気持ちはワクワク感しかなかったですね。

“当事者意識”を持った人材とともに価値発揮できる組織をつくる

―― 大浦社長との間でそんなエピソードがあったのですね!では、社長から任されたミッションについてお聞かせください。まず、パーソルイノベーションにおける社長室の役割や田中さんの役割を教えていただけますか?

社長室の役割は、一言で言うと“社長の右腕”。社長がやりたいけどやれていないことはもちろん、会社としてやるべきこと、パーソルグループの中で求められていることなど、いわゆるトップアジェンダを遂行する組織です。ミッションとしては、「トップダウンの事業開発」「全社横断のプロジェクトマネジメント」「グループまで視野を広げた戦略策定」の3つを掲げています。

とはいえ、社長室は7月に発足したばかりのまだまだ新しい組織。まずは、社長の右腕としてしっかりと価値発揮できる組織にすることが今の私の役割。これから社長室にジョインしてくれる仲間の力も借り、ミッションを確実に遂行できる組織をつくり上げていきたいと考えています。

―― 社長の右腕として価値を発揮する。その先にどんな社長室像を描いていますか?

先ほど、3つ目のミッションとして「グループまで視野を広げた戦略策定」を挙げたように、視点は常に「パーソルとして何をすべきか」にあります。グループ全体で挑戦すべきイノベーションとは何か、それをどう実現していくのか、仮説を立てて意思決定を促す。つまり、パーソルグループ全体を突き動かすだけの推進力・原動力を持った組織にしたい。正直、まだまだ見えていないことばかりですが、一歩一歩前に進めていきます。

―― パーソルを突き動かす組織にするために、どんな人材と一緒にはたらきたいですか?求める人材像を教えてください。

HRビジネスへの高い解像度や事業開発に資するスペシャリティ、課題設定力やアウトプット力といったスキルはもちろん必要ですが、私がそれ以上に重視しているのが「当事者意識」を持っている人材かどうか。パーソルには強いHRビジネスの基盤があり、リソースも人材も豊富。だからこそ、当事者意識を持って自ら動こうとしない限り、非連続な成長やイノベーションは起こせないと思っています。

その中で社長室という組織は、「自分のボールである」という強いプライドや「自分がやるんだ」という強い意識がないと機能しない組織。だからといって、決して「自分だけでやる」組織ではありません。自分たちが中心となり、また原動力となって人や組織を動かしていく。そんな圧倒的な当事者意識を持った方とともに社長室を盛り上げていきたいです。

壁を乗り越えることの源泉は“面白がり力”の高さ

―― 社長室の役割や求める人材像がよく分かりました。7月に発足し、今はまだ試行錯誤しながら組織づくりを進めている段階だと思います。ワクワクの裏には苦労や不安もあるのではないでしょうか?

私は起業やBizDevの経験があるとはいえ、HRビジネスに関しては初心者。パーソルという日本トップクラスのHRカンパニーの中でこの役割を担うことに対し、不安がないといったら嘘になる。自分自身の知識不足も痛感する毎日です。

そんな私とは対照的に、大浦社長やパーソルの経営陣はHRビジネスの専門家。彼らと同じ土俵に立ってディスカッションできるよう、自分自身のレベルを引き上げていかなければなりません。当然、簡単に達成できるものではありませんが、同じ土俵に立てるかどうかは自分次第。どれだけ早く辿り着けるか、そして、そこに辿り着いてからが本当の勝負だと思っています。

そのため今は、洪水のように戦略議論のインプットを浴び、それをひたすら咀嚼・消化して、自分なりの仮説に変えてアウトプットする日々。いただくフィードバックをもとに自身の仮説を修正して解像度を高めていくことで、着実な成長や進歩を実感しています。

―― ぶち当たった壁や苦労すらも、楽しみや学びに変えているのですね!

自分で言うのもなんですが、私は“面白がり力”がめちゃくちゃ高い人間。自分が知らないこと、やったことがないことに対して「なんか面白そうだからやってみよう」と挑戦できることが強みです。

だから、経験の少ないHRビジネスや、今まで自分が知らなかった業界の課題やビジネスモデルに触れられることがすごく楽しい。壁に向き合っている今をつらいと思ったことは一度もないですね。

―― 田中さんの熱量やキャラクターは私たちパーソルイノベーションのメンバーにも影響していて、最近は会社の雰囲気が明るくなり、横の連携も強くなったと感じています。

ありきたりの話ではありますが、事業や組織って細かく分解していくと“人”に行き着きますよね。事業や組織の中にどんな人がいて、誰と誰が一緒になると何が起こるのかというように、どれだけ解像度高く社内のメンバーを理解できているかが、事業の強さや組織の強さにあらわれると私は思っています。

一方、私が入社してすぐに感じたのが、パーソルイノベーションでは人と人のつながりが弱いということ。せっかく多様な人材が集まっているのに、横の連携が弱いのはもったいないと思いませんか?そんな考えもあって、いろんな人を巻き込むプロジェクトをつくってみたり、会社でふらっと話しかけてみたり、つながりを意識した活動を行っています。

パーソルイノベーションだから出せるスピード感とスケール感。それが一番の魅力

―― 今後、田中さんが率いる社長室がどんな組織になっていくのか楽しみです!では、社長室ではたらくことの魅力を教えてください。

私がパーソルイノベーションにジョインして5カ月ほど。ベンチャー企業からパーソルという大きな組織に移ったにもかかわらず、スピードを落としている感覚が全くなく、むしろ“アクセルベタ踏み”と感じるほどスピード感のあるはたらき方を実践できています。

裏を返せば、それだけ求められるスピードやレベルが高いということではありますが、大きなアセットやブランドを使って、でもベンチャーやスタートアップに負けないスピード感で仕事ができる。そんな環境下で事業づくりや組織づくりに取り組めることが一番の魅力かなと思います。

―― 先日実施した男性育休取得者の座談会でも、皆さんがスピード感のある仕事を楽しんでいる様子が伝わってきました。

社長室に限らずパーソルイノベーションには、スピード感はもちろんのこと、自由度高くはたらける環境もあります。私も(座談会出席者の)3人と同じように家事・育児と仕事を両立していて、今の私はほぼ“娘と仕事”の2つで構成されています(笑)

―― 仕事にも全力投球でお嬢さんにも全力投球ということですね!

仕事時間以外の頭の中は本当に娘のことばかり。先日娘が2歳の誕生日を迎えましたが、この2年間でとんでもない数の写真を撮っていたことに気づきました。

実は、私は社会人1年目から副業でフォトグラファーをしていたほどの写真好き。20代は数百組のお宮参りや七五三、ウェディングを撮影してきました。ここ数年はフォトグラファーとしての活動はしていませんが、多くの人の思い出を写真に収める中、自分の子どもが生まれたらたくさん写真を撮ってあげたいとずっと思っていて。今まさにそれを実践しているところです。

―― ぜひお嬢さんのお写真を見せてくださいね!では、最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。

読者の皆さんの多くが新規事業開発に興味を持っているからこそ、このインタビューを読んでくださっていると思います。そんな皆さんに私からお伝えしたいのが、もし何でもやっていいよと言われたら何をやりたいか、「あなたがパーソルで実現したいこと」を考えてほしいということです。

もちろん、外部の方から見えるパーソルと、私たち内部の人間から見えるパーソルは違います。ただ、私は自分なりの課題感を持って新たな挑戦をしたいという方とお話ししたいと考えていて、だからこそ「私から見えているパーソルはこうだから、私が思うパーソルはこうすべきじゃないか」という仮説を立ててほしいのです。

人材ビジネスや労働市場、はたらくやキャリアに関すること、こうしたテーマの中でどんな事業をつくりたいか、どんな組織づくりをしたいか。当事者意識を持って考え抜いてくれる方たちと一緒に社長室を進化させていきたい。ぜひ私たちと一緒に、挑戦を楽しみましょう。

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