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副業市場を変える。『lotsful』を通じてその思いをカタチに

コロナ禍を経てはたらき方が大きく変化した今。企業だけでなく、一人ひとりの「はたらく」ことへの意識も変化し、副業市場への注目度が高まっています。

こんにちは!パーソルイノベーション ビジネス推進部 採用室の小林 日奈子です!
今回お話を聞いた大崎 凌(おおさき りょう)さんは、2022年9月に入社。副業マッチングサービスを提供する『lotsful』で、ビジネス開発部門のマネージャーを務めています。
起業や事業開発支援の経験もある大崎さんに、『lotsful』を選んだ理由や『lotsful』ではたらくことの魅力を聞きました。

※所属部署・役職は2023年9月時点のものです。

入社の決め手は気持ち悪さ??『lotsful』を選んだ3つの理由

―― パーソルイノベーションに入社してちょうど1年ですね。『lotsful』にジョインした経緯や入社の決め手を教えてください。

以前から副業市場に興味があり、『lotsful』というサービスは知っていました。ただ、運営しているパーソルイノベーションのことは知らなくて…。たまたまエージェント経由で『lotsful』の求人をご紹介いただき、お話をする中でパーソルイノベーションや『lotsful』への期待が高まっていきました。

入社の決め手は3つあります。1つ目が、副業市場は注目を浴びているとはいえまだまだこれからという時期にあり、「この市場を育てたい」と思ったからです。現在の副業市場は、企業として副業を解禁するしないの議論があって、個人としては、自分自身でキャリアをアップデートしないといけないという状況です。
また、働き方改革が叫ばれる中、副業解禁が本格化してからさまざまな変化が起こり、国策も動き出しています。副業市場をターゲットとしたプレイヤーも増え、市場視点でも競合視点でもいろいろな要素が絡み合い、課題も次から次へと生まれているんです。この状況をどうにかしたい、そう思ったのが入社を決めた1つ目の理由です。

―― 副業市場に対する強い思いがあったのですね。では2つ目は?

『lotsful』のビジョンや、ここではたらくメンバーに惹かれたことです。私は以前、新規事業専門のコンサルティングファームに所属し、クライアント企業の新規事業開発を支援していたのですが、そこで「旗振りは強烈だけど、メンバーがそれに反発している、心の中で不満に思っている」、そんな組織・チームの姿を数多く見てきました。だから、ビジョンありきの新規事業って、全員が同じ方向を向くことは相当難しいのだと思っていました。

それを良い意味で裏切ったのが『lotsful』でした。内定をいただく前にメンバーの方とお話をさせていただいたのですが、代表の明確なビジョンに対し、メンバーが心の底から共感している。共感したうえで、「自分はこうしたい」という思いを言葉にしていた。それができる組織ってなかなかないですよね。「なんて気持ち悪い組織だ!」と(笑)。

―― 気持ち悪い組織ですか!?

褒め言葉です!サービスも組織も非常にビジョナリーで、そんな組織でそんなメンバーと一緒にはたらけるって本当に良い空間だなと思い、どんどん興味が湧いていったことをよく覚えています。

3つ目は、今お伝えした2つがあっての話になるのですが、例えば起業したい人がいたとき、それで “飯を食っていける仕組み”が整っていないのが実情です。私も起業の経験がありますが、うまくいかないことがたくさんありました。そうなると、やはり会社員をやりながら副業を持つという選択肢が出てくるわけです。はたらくことの多角化だったり個人のスキルを磨くことだったり、そういった面もサービスの中につくる、そしてそれに共感できる市場をつくる。この思いを実現できるのが『lotsful』だと確信しました。

―― 大崎さん自身、起業を経験されたのですね。新規事業開発の支援にも携わるなど、昔からこの領域に興味があったのですか?

父親の起業と失敗を見て育ったので、起業に対する興味関心は周囲と比べて強かったと思います。

私自身は、起業・黒字化・事業譲渡を経験し、その中で感じていることがあります。それは、事業を立ち上げるのは自分自身の力で何とかなるけど、事業を大きくしようと思ったら自分以外の力、つまり組織で動かしていく必要があるということ。そしてそれを体現しているのが『lotsful』なのです。

“暑苦しい”くらいの伴走が『lotsful』の圧倒的な価値

―― では、現在の副業市場に対し、『lotsful』はどんな価値を提供しているのですか?

現在の副業市場は、副業を希望する個人が増加する一方、受け入れる企業がまだまだ少ないのが実情です。しかし、買い手市場ではあるものの、いざ企業側が副業人材を獲得しようとするとすごく難しい。多くの企業が課題としている業務変革の領域ではなおさらです。

例えば、マッチングプラットフォームをのぞくと、「DX人材募集」といった求人を目にすることがあると思います。こうしたふわっとした求人では、「MAツールを使えます」「RPAの構築ができます」というだけの応募が殺到して、結局誰がよいのか分からずマッチングがうまくいかないことが多いのです。

一方で副業したい個人に目を向けると、転職までは考えていないけど、自分のキャリアを磨いていきたいと考えるビジネスパーソンが増えています。転職市場には出てこないような、成功体験をしっかりと持っている高度人材はたくさんいるはずということです。

こうした高度人材と企業をマッチングするため、受け入れ企業側のプロジェクト設計から、人材要件の整理、応募者のスクリーニングまで伴走しているのが『lotsful』。それにより、「マッチングがうまくいかない」を解消でき、副業人材の「思っていた仕事と違う」も回避できます。

また、マッチングして終わりではなく、マッチングした後の立ち上げ支援を“暑苦しい”くらいやっている点も、私たちならではですね。

―― マッチング率の高さの秘訣が暑苦しいくらいの伴走なのですね。

そこに価値を感じてくれているお客さまがたくさんいると信じています。
副業人材に対しては、これまでどういう職歴でどういう成果を出してきたのか、またそれを他社でどう活用できるのか、タレントプランナーによるカウンセリングを行っています。

プロジェクトの前後、さらに個人と企業のどちらにも伴走しているからこそのマッチング率の高さであり、それが『lotsful』の圧倒的な価値につながっているのではないでしょうか。課題解決に向けてプロジェクトを立ち上げ、その成功を目指して副業人材も企業も一緒に動く。個人にとっては、自身のスキルを使って新しい環境で挑戦することで成長につながり、企業は副業人材の力を活かして事業を成長させられる。それが市場自体の成長につながるという好サイクルにつなげていきたいですね。

―― 「人力」による手厚い伴走が大きな価値である一方、世の中では、AIをはじめとするテクノロジーの活用が進んでいますよね。その流れに対し、事業として、また大崎さんとしての考えはありますか?

『lotsful』は、コンサルタントの伴走支援に加え独自のマッチングプラットフォームも使い、人力とテクノロジーによるハイブリッドな運営を行っていくことを目指しています。
今後さらにAIを活用することで、企業の課題解決を早くする、より良い人材がより早く見つかる、そんなメリットが生まれるでしょう。AIに大きく舵を切ってしまっては、人力による伴走に価値を感じていただいているお客さまとの間にギャップが生じてしまいますが、人力で生み出してきた“型”をシステム実装していくことで、より支援を拡大することができます。まさに今、人力とAIの両輪で『lotsful』の価値向上を実現しようと取り組みを進めているところです。

自身の手でつかんだ『lotsful』初の受注の形。その成功体験を“型化”する

―― 大崎さんは2023年4月からビジネス開発部門のマネージャーを務めています。部門の役割を教えてください。

今、私たちビジネス開発部門が取り組んでいることは大きく分けて3つあります。1つ目が、行政との連携における副業兼業マッチング機会の創出、2つ目が大手企業向けのプロジェクト組成です。
現状の『lotsful』は、「優秀な副業人材を世に出していく」ところが弱いと思っていて、副業人材の送り出しにつながる大手企業の副業解禁支援といった施策にも取り組んでいます。

―― 行政の支援では、広島県福山市との連携が話題となり、日経電子版や中国新聞で紹介されましたね。

これは、備後圏域に拠点を置く企業を対象に、『lotsful』のサービス利用料を福山市が全額負担することで、地域企業が抱える人材課題の解決や副業人材活用の成功事例の創出を目指すものです。副業の仕組みを活用し、より多くの企業の支援を加速度的に実現するためにも、行政と連携したモデルケースをしっかりつくって発信していきます。

―― 行政との連携に大手向けの支援。もう1つは何でしょうか?

パーソルグループ内での連携強化です。パーソルというブランドや顧客ネットワークがあるからこそ、スタートアップやベンチャーでは会うことが難しい企業、団体にアプローチできるのが『lotsful』の強み。例えば、企業の中期経営計画や決算発表資料を見て、「『lotsful』ならこんなことを手伝える」という内容があった場合、その企業と取引のあるグループ企業に対し「私たちと一緒に提案しませんとか?」と打診ができます。

一方で、パーソルグループには非常に多くの企業、サービスがありますから、その中の1サービスである『lotsful』のことを深く知っている人ばかりではありません。『lotsful』の認知度が上がれば、グループ企業から私たちに対し「一緒に提案しに行こうよ」という誘いも増えるはずです。

実は昨年、私が入社して2カ月くらいのとき、グループ連携を通じてある大手企業様のご利用が決定しました。これまでもワンパーソルとしての取り組みはありましたが、プロジェクト全体をマネジメントする形で受注できたのは『lotsful』初のモデルでした。
これまでの経験やスキルが形になって、本当に嬉しかった。しかし、グループ連携の機会やその成果が増えてきたとはいえ、まだまだこれから。今後は、私の成功体験をきちんと“型化”して、連携強化に役立てていきます。

『lotsful』だからこそ得られるスキルや経験。一緒に積み重ねてみませんか

―― 対外的にも対グループ的にも、新たな型をつくって『lotsful』の認知度を向上させる。それが大崎さんの役割でもあり、目標なのですね。では、その実現に向けどんな人材が必要だと考えていますか?

副業市場に興味があるのを前提に、「主体性を持って、それを面白がってやってくれる人」ですね。そして、『lotsful』のビジョンに共感したうえで、自分でやりたいことを言える人、誰かと同じなのではなく自分自身の考えをきちんと言葉にできる人、そんな人と一緒にはたらきたいと思っています。

―― 最後に、『lotsful』に興味を持っている方に向けてメッセージをお願いします。

『lotsful』の中に入ると、業種業界を問わず、さまざまな企業、団体の経営課題と向き合うことになります。幅広い経営課題に対して解決手段を模索し、それに対してどんな副業人材が最適なのかという人物像を見極める必要があります。どちらも非常に重要なスキルであり、その両方を身に付けられるのが『lotsful』の良さ。

冒頭でもお話ししたように、副業市場はまだまだ課題が多く、それ故さまざまな変化と向き合わなければなりません。
変化の激しい環境で、事業が成長していく過程を経験できるのは本当に楽しいし貴重なこと。スタートアップフェーズの『lotsful』だから身に付けられること、パーソルグループという土台があるからこそ挑戦できることはたくさんあります。求められるスキルは高いですが、こんなことがやりたいという強い思いがある方と、ぜひお会いしたいですね。

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