正社員や派遣社員、パートタイムやフリーランスなど、はたらき方の選択肢が広がる昨今。パーソルイノベーションでもさまざまな人材が活躍し、派遣社員から正社員へとステップアップする人材も増えてきました。

こんにちは！パーソルイノベーション ビジネス推進部 採用室の小林 日奈子です！

今回お話を聞いた前屋敷 麻紀（まえやしき あき）さんは、2020年1月に派遣社員としてパーソルイノベーションにジョイン。その後、契約社員を経て正社員となり、ビジネス推進部 ビジネス支援室の一員として活躍の場を広げています。

パーソルイノベーションの創業期から在籍し、事業の拡大とともにキャリアアップを叶えた前屋敷さん。今回は前屋敷さんのキャリアストーリーをご紹介します！

※所属部署・役職は2024年4月時点のものです。

経理の仕事に就きたかった。その想いを叶えるためのキャリアチェンジ

――　前屋敷さんのこれまでのキャリアを教えてください。

私が最初に就職したのは服飾資材を扱う企業。約5年間、一般事務として受発注や納品管理、資材輸出などの業務に従事していました。ただ、さまざまな業務を経験する中で「経理業務に携わりたい」という想いが強くなっていくのを感じる日々。その想いを叶えるべく、転職を決意しました。

しかし、いざ転職活動を始めてみると経理業務が未経験の私には正社員採用の壁が高く、なかなかマッチした求人を見つけられずにいました。でも、どうしても経理の仕事をあきらめられない私がいて、正社員にこだわらずに活動を進めることにしたんです。そこで出会ったのが派遣というはたらき方。未経験でもチャレンジできる企業を紹介いただき、そこで経理として、また派遣社員としての第一歩を踏み出しました。

――　そこからパーソルイノベーションにジョインするまで、どのような経験を積んできたのですか？

業界・業種は異なりますが、パーソルイノベーションにジョインするまでに派遣社員として3社で就業し、一貫して経理の仕事に携わってきました。

未経験だったこともあり、初めのうちは覚えないといけないことばかり。企業によって任される内容も進め方も違うので、知識やスキルの吸収を実感する毎日でした。でもしばらくして慣れてくると、手が空いてしまったり暇だなと感じたりすることが多くなり、その状況にもどかしさを感じることも。

派遣という契約上、業務が限定されることは理解していたものの、お給料をいただいている以上、その分はきちんとはたらきたいですよね。そんな気持ちを派遣会社の担当者に話したところ、パーソルイノベーションを紹介されたんです。新しい経理システムを導入するからそのお手伝いをしてほしいというお話でした。正直、これまでに経験したことのない内容で不安もあったのですが、「これは良い経験になるはず」という期待の方が大きく、パーソルイノベーションで就業することを決めました。

派遣から正社員へのステップアップで見えた課題

――　当初は派遣社員としてジョインし、今では正社員として活躍しています。パーソルイノベーションでのこれまでの仕事と現在の仕事について教えてください。

私がパーソルイノベーションで就業を開始したのが2020年1月。データ作成をはじめとするシステム導入のサポートに始まり、その後は売上管理や入金処理、請求書発行といった一般的な経理業務に変わっていきました。

正社員となった今は、経理業務以外の仕事も増え、総務や法務、ガバナンス領域も担当しています。まだまだ慣れない仕事ばかりで苦戦中ですが、チームのメンバーに教えてもらったり、内容によってはグループ会社の担当者に確認したりすることで、ミスなく業務を進められるよう心がけています。

――　正社員になり、仕事の中身だけでなく立場や役割も大きく変わりました。ご自身の意識にどんな変化がありましたか？

すごくざっくり言うと、派遣は契約の範囲内で与えられた仕事をこなすというはたらき方ですよね。でも、社員になると自分で考えて行動を起こすことが求められます。ですから、以前よりも考えて業務に臨むようになりました。

とは言っても、私はゼロイチで物事を考えるのはあまり得意ではなく、元々ベースがあるものを改善していくことの方が得意なタイプ。でも、社員になった以上、そんなことは言っていられません。自分の課題として捉え、苦手を克服していかないといけないと気持ちを新たにしているところです。

――　ゼロから考えようとすると、どうしてもつまずいてしまうことが出てきますよね。そんな時はどう乗り切っていますか？

自分が考えていることや思っていること、感じていることを上司やメンバーと共有するようにしています。誰かに話して意見をもらうことで改善されることもあるし、解決できることもあります。新たなアイデアが思いつくことだってあります。皆さんの力も借りながら、少しずつ苦手を克服していきたいですね。

皆のサポートがあったから成長できたし社員になれた

――　パーソルイノベーションでは、派遣社員や業務委託など、さまざまな立場の方に協力いただいています。その中、派遣社員から正社員になったのは前屋敷さんが初の事例でした。社員になるまでの過程で、どんなやり取りがあったのですか？

私は最初の転職で派遣というはたらき方にシフトし、そこからずっと派遣社員として就業してきました。でも、心の中には常に「正社員になりたい」という気持ちがあったんです。

その私の想いに寄り添って、応援してくれたのがパーソルイノベーション。自分がどのようになりたいのか、これからどんなことをしたいのかなど、キャリア志向について上司とお話をする機会が何度かあり、そこで私の気持ちをぶつけていました。

――　それが大きなきっかけとなり、社員登用の打診があったのですね。そうなると、社員としてはたらくことに対しての不安は全くなかったのでしょうか？

そうですね。実は、派遣社員のころからやるべき仕事、やってみたい仕事がたくさんあって、でも派遣だとどうしても限られてくる面があり、それなら社員の方がはたらきやすいのではないかと考えることもありました。ですから、社員への打診をいただいた時は迷わず「はい」と答えていました。

ただ、自身の行動やスキルを改めて振り返ると、ジョインした当時の私はできないことばかり。サービスへの理解を深めるのに必死だったし、サービスによって計上の仕方が違うこともあって、同じ業務をするにも人より時間がかかっていたと思います。それに私は、文章を書くのが大の苦手で…。メールの書き方といった基礎から教えてもらうような状況だったんです。

そんな私に対し、上司があきらめずに丁寧に教えてくださった。もちろん、メンバーの皆さんにもたくさん助けていただきました。皆のサポートがあったからこそ成長できて、社員への道が切り拓けたのだと感謝しています。

新たなチャレンジには不安があって当然。それでも成長したい人にぴったりの環境

――　パーソルイノベーションで正社員へのキャリアアップを実現し、今後はどのようなキャリアを築いていきたいと考えていますか？

決算業務もこなせるような経理のスペシャリストになりたいという気持ちに変わりはありません。でも、さまざまな領域にチャレンジする中、興味の幅が広がってきたのも事実。今は人材育成といった分野にも興味が出てきました。

でも、よくよく考えると、人材育成に興味を持ったのは人と関わることが好きだから。それに私自身、はたらくうえで「誰とはたらくか」が一番大事だと思っていて、人との関わりを大切に業務に臨んでいます。

先ほど、ゼロイチが苦手で上司やメンバーに考えを共有しているという話をしましたが、私たちのチームは本当に協力的で、「皆で一緒に頑張っていこう」というメンバーばかり。たとえば、チームの皆が心理的安全性を保ちながら一緒に頑張れる環境づくりみたいなこともやっていきたいですね。

――　では、最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。

私がパーソルイノベーションにジョインして4年半ほど。ここには、挑戦を後押ししてくれる環境があるのだと改めて感じています。それは社員だからではなく、派遣社員でも契約社員でも同じ。立場に関係なく、誰にでも向き合ってくれます。

だから、新しいことに挑戦したい人にはぴったりの環境なのかなと。たとえば、ゼロイチでものづくりをしたいと思っても、挑戦できない企業も多いのではないでしょうか。でもパーソルイノベーションは、フロントだけでなく私たちミドルバックの社員でもゼロイチを実践できる企業。それって、決まった“型”がないからこそでもあるんですよね。

そんな環境ゆえに、型がないのは苦手という方にはもしかしたら苦痛かもしれませんが、苦痛だとしても新しいスキルを身につけることを楽しめる方にはすごく良い環境なのかなと思っています。実際に私自身、ゼロイチが苦手だと言いましたが、でも自分に対して期待はしていて「まだまだこれからだぞ」「これから成長できるぞ」と言い聞かせ、日々の仕事に取り組んでいます。私の上司があきらめずに私を指導してくれたように、私自身もあきらめたくないんです。

ゼロイチに限らず、新しい環境にチャレンジすることは何かしらの不安が付いて回るもの。不安があっても、少しでもパーソルイノベーションっていいなと思っている方は、ぜひ挑戦してみてください。私たちビジネス推進部も、その不安を解消できるよう全力でサポートさせていただきます。

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