『Sync Up』がアルバイト環境の改善にこだわる理由
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『Sync Up』がアルバイト環境の改善にこだわる理由

アルバイトスタッフのスキマ時間と、店舗の空きシフトのマッチングを実現するシフト管理サービス『Sync Up』。立ち上げたのは、マネジメント未経験だったという竹下です。

「『Sync Up』を通じて、アルバイトスタッフの頑張りがきちんと評価されるようにしたい」と話す言葉の裏に込められた想いとは?竹下に話を聞いてきました!

※所属部署・役職は2020年6月時点のものです。
※当記事はオンラインインタビューをもとに作成しました。

▼竹下壮太郎
2011年に新卒でインテリジェンス(現:パーソルキャリア株式会社)に入社。アルバイト領域の採用支援に携わり、全国に展開する飲食店やコンビニエンスストア、物流会社などを担当。2017年4月より、『Sync Up』立ち上げのため、グループ内のパーソルイノベーション株式会社へ異動。

アルバイトの体験価値を高めたい。新規事業を立ち上げる原動力に。

――まずは、『Sync Up』を立ち上げようと思った背景について、教えてください。 

きっかけは、アルバイト経験がその人の人生に与える影響を実感したことです。入社1年目のとき、私が担当した求人広告をきっかけに居酒屋でアルバイトを始めた学生さんがいました。話しかけると、その人は将来の夢のためにそこのアルバイト先を選んでいて。イキイキと働く姿を見て、「入社後のアルバイトの体験価値を高めたい」と思ったんです。

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一方で、アルバイト雇用における大きな課題に直面したこともありました。たとえば、せっかくいい人が入っても、3カ月で辞めてしまうことは少なくありません。

ポジティブとネガティブ。この両方の体験から、アルバイトが働ける時間的価値と仕事そのものの価値がしっかりと認識される世界をつくりたいと考えたのが、『Sync Up』の始まりです。

シフト管理がアルバイトの活躍を阻害してしまう理由

――なぜ、アルバイトスタッフが短期離職してしまうのでしょうか?

それは、アルバイトの待遇がまだまだ軽く扱われがちなことが影響しています。その中でも、シフト管理が1つの問題になっていることが、店長やアルバイトスタッフのインタビューを通じて分かりました。

具体的には、店舗側とアルバイトスタッフの意向のがうまくマッチングしていないことがあげられます。アルバイトスタッフからすると、希望するシフトに入れないことやそれに伴うコミュニケーションのあり方に不満があると、退職のきっかけになるのです。

たとえば、ある学生さんは水曜日に働くことを希望していました。ところが、店舗の水曜日の売り上げはあまり良くない。その人を採用したものの、なかなかシフトに入れませんでした。

他方で、新しく入った方が急遽シフトに入れなくなってしまったことを店長に伝えたら、「代わりの人を探して」と言われ、代理が見つからないと休めないことも。シフトの空きを埋める大変さが、こうしたやりとりを生んでしまうんです。

――働きたい人が働けない一方で、休みたいときに代わりの人がいないのは、もったいない状況ですね。

そうですね。アルバイトスタッフの「もっと働きたい」という思いを活かしながら、店舗側はそれを受け入れられる環境にする必要があります。

そのため、シフト管理する上で解決すべき課題は、単にシフト表の作成を楽にするだけでは意味がないのです。アルバイトスタッフが定着し、自発性を持って働ける環境を実現すること。これが『Sync Up』の軸です。

『Sync Up』の強みは、アルバイトスタッフの“リピーター化”!?

――そうした環境を実現するために、具体的に何が必要だと考えたのでしょうか?

マーケティングの考え方の1つに、顧客との良好な関係を構築して満足度を高める「CRM(Customer Relationship Management)」があります。飲食店で例えると、お店が売り上げを伸ばすには、ただ料理がおいしいだけでは続かず、リピーターを増やすことが肝心だ、ということです。

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そこで、このCMRを店舗運営におけるアルバイトスタッフの管理に活かそうと考えました。現在、アルバイトの最低賃金は上がっていますし、「自分が働いているお店は、他のお店よりもいい環境だ」と思ってもらえなければ、働く先として選ばれ続けない。つまり、「ここでもっともっと働きたい」と、アルバイトスタッフを“リピーター”化する必要があるんです。

『Sync Up』ではこの考えを「SRM(Staff Relationship Management)Staff 」と呼び、サービスのコンセプトにしています。

――そのような関係性を築くために、どういった仕組みを取り入れているのでしょうか?

『Sync Up』の強みとして、大きく次の2つがあります。

1)他店舗ヘルプサービス
人手が充足している店舗と不足している店舗のアルバイトスタッフをマッチングし、同一企業の店舗間でアルバイトスタッフのシェアリングを実現する。特に、複数店舗を展開する小売店や飲食店などに有効。

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2)メダル機能
店舗の管理者は 「人手が足りないシフトに急遽入ってくれた」「忙しいときにたくさん働いてくれた」「お客さまへのサービスが良かった」など、業務への評価や感謝などをメダルの形で伝える。

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――それぞれ、どのような課題を解消しているのでしょうか?

「他店舗ヘルプサービス」は、店舗側の意向とアルバイトスタッフの希望をマッチングさせる機能です。アルバイトスタッフに話を聞くと、「その日の予定が急になくなる」ことは少なくありません。そうしたとき、『Sync Up』のアプリで他店舗も含むシフトの空きを確認し、日付から働きたい時間を押せば、シフトに入って働くことができます。

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▲シフトの通知がスマホに届く

アルバイトスタッフの「働きたいのに働けない」という不満を解消でき、かつ店舗側は空いているシフトを埋めることができます。

――双方にとって、メリットがありますね。

さらに、そうしたスタッフの自発性を評価するのが、「メダル機能」です。実は、ある店舗にインタビューに行った際、店長がヘルプにきてくれたアルバイトスタッフをLINEで褒めていたんです。それを見て、「そういえば、アルバイトスタッフの頑張りを店舗側が評価する日常的な仕組みって意外とないかも……」と気づいて。

店長とアルバイトスタッフの関係性をより良好にできるツールとして、取り入れました。

『Sync Up』の有無が、アルバイト先を選ぶ基準に?

――サービスをローンチして2年。どのような反響が寄せられていますか?

現在は2000店舗に導入されており、まいばすけっと様やユナイテッドアローズ様ミニストップ様など、大手企業様に活用いただいています。

シフトの作成が楽になったことはもちろん、アルバイトスタッフの定着率が改善したといったお声をよくいただくことがあります。

実は、うれしい事例が寄せられていて。まいばすけっと様の求人広告の動画で、アルバイトスタッフさんが職場のメリットとして、「『Sync Up』のアプリで、自分の空いた時間に自由にシフトに入れること」を挙げてくださっているんです。

――それは嬉しいですね!

シフト管理を起点に、アルバイトスタッフさんが働きやすさを実感できている事例を生み出せているのは、資産ですね。

成長面でいえば、今年中に5000店舗以上に拡大していきたいと考えています。それと同時に、今はブランドを確立するフェーズとして捉えています。

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まいばすけっと様のアルバイトスタッフさんが話してくれたように、「『Sync Up』が導入されているから、ここで働きたい」と思ってもらえるよう、『Sync Up』を働きやすいアルバイト先の象徴にしていきたいと考えています。

現在のクライアントは大手の法人が中心ですが、1店舗のお店でも、「アルバイトスタッフを受け入れるなら『Sync Up』を導入しよう」と認知されるサービスを目指しています。

目指すは店舗運営のセンターピン。スタッフとお店のリレーション構築に貢献。

――『Sync Up』は、今後どういった価値を提供していこうと考えていますか?

『Sync Up』を単なるシフト管理サービスではなく、店舗運営のセンターピンとして活用できるようにしていきたいと考えています。

店舗運営には、「ヒト」「モノ」「カネ」が大事だといわれますが、『Sync Up』が支えるのはヒトの部分。働く人が充実感を持って働けるかで、小売店や飲食店が提供できるサービスの質はガラリと変わります。それが、売り上げにも影響してきます。

また、これまでの導入事例から、どのような店長のあり方がスタッフと良好な関係を築きやすいのかなどが分かってきています。信頼関係の構築ノウハウをどんどん広げ、店舗運営の根幹を支えるサービスとして、成長していきたいですね。

――コンセプトにあるスタッフリレーションシップマネージメントの展開ですね。

そうなんです。さらに、『Sync Up』には「OG・OB活用機能」もあります。これは、アルバイト先を卒業した人が登録でき、シフトが空いているところに入れる機能です。この機能は店舗とアルバイトスタッフの関係性を測る1つの指標としても活用できると考えています。

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――最後に、『Sync Up』に携わるメンバーについても教えてください。

一緒に働く上で大切にしている価値観は、「人を使い捨てにしないことに心から共感できるか」。多くの学生にとって、アルバイトは初めての働く機会です。

その後、本格的に社会に出て働くことを楽しいと思えるかは、アルバイトでの体験が大きいと私たちは信じています。企業は人で支えられていることを理解し、その上で「働く人を大切にしたい」という想いをお持ちの方なら、きっとすぐに溶け込むことができると思います。


また、日常のちょっとした気づきがサービスを変えることは珍しくありません。素早くサービスを変えていけるスピード感を楽しめ、データから感じた違和感をどんどん改善に繋げていける人。こうしたことにやりがいを感じられる人が集まっていますね。


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