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メタバース婚活事業をパーソルイノベーションで推進。責任者が語るその意義と魅力

はじめまして。パーソルイノベーション ビジネス推進部 採用室の菅原 なつ実(すがわら なつみ)です。これまでこのnoteの運営を後方からサポートしてきましたが、今回から私がインタビュアーを務めることになりました!今後は、採用広報の先輩でありインタビュアーの先輩でもある小林 日奈子(こばやし ひなこ)さんと共に、パーソルイノベーションのリアルを皆さまにお届けしていきます。

今回、ご紹介する高須 美谷子(たかす みやこ)さんは、2024年8月にパーソルイノベーションにジョインし、メタバース婚活サービス『Mitsu-VA(ミツバ)』の運営管理責任者を務めています。婚活業界に“恩返し”したいとの想いから結婚相談所を開設し、メタバース婚活協会の設立・運営など婚活関連の取り組みを精力的に展開している高須さん。現在はそれらの活動に加え、『Mitsu-VA』の責任者として婚活業界をけん引しています。

そんな高須さんに、事業に懸ける想いや目指す世界観、またパーソルイノベーションで新規事業開発に取り組むことの魅力を聞きました!

※所属部署・役職は2024年10月時点のものです。

自治体とタッグを組んだ婚活サービスで少子化問題の解決を目指す

―― 高須さんが責任者を務める『Mitsu-VA』は、2024年8月にサービス提供を開始しました。改めて事業の内容を教えてください。

『Mitsu-VA』はメタバース上での婚活イベントを通じて、出会いと結婚の機会を提供するサービスです。デジタルの世界で出会い、カップリング後にアバターデート・リアルデートへと進み、そこから成婚へつなげるというメタバースとリアルを組み合わせた“ハイブリッド婚活”ともいえるサービスで、少子化対策や若い世代の定住促進などに取り組む自治体に対し、イベントの企画・運営の支援を行っています。

もともとこの事業は、私が運営する一般社団法人メタバース婚活協会の活動として2022年にスタート。この8月からパーソルイノベーションの事業として新たな一歩を踏み出し、全国規模でのメタバース婚活を推進しています。

―― パーソルというと、人材やHR領域のイメージがあり婚活に結びつかない読者も多いと思います。なぜ、パーソルイノベーションで事業を展開していくことになったのですか?

2023年9月に山梨で行われたビジネスコンテストに参加したのがきっかけでした。そこで審査員兼メンターとして参加していたDrit推進室の中尾 裕樹(なかお ゆうき)さんに声をかけていただいたんです。開口一番、「結婚と人材事業は相性がいい」とおっしゃっていただき、あれよあれよという間にパーソルイノベーションへのジョインが決まりました。

―― 人材事業との相性の良さはどのような点にあるのでしょうか?

結婚することで住む場所や生活スタイルが変わっても、人材紹介や人材派遣のサービスを通じて仕事を続けられる環境を提供できる。そこが一番の相性の良さだと思っています。

具体的な事例を1つご紹介すると、遠距離でメタバースデートを重ねて同棲されたカップルがいるのですが、お二人は今、女性の地元に男性が移住する形で生活されています。このカップルの場合、男性が「仕事を変えてでも女性のいる場所に行きたい」からと先に引っ越し。女性も「同棲するなら時間にゆとりがある仕事に転職したい」と希望され、パーソルグループの人材派遣サービスを通じて新たな仕事に出会い、活躍されています。

こうした相性の良さを見出し、声をかけてくれたのが中尾さん。今ではメタバース婚活協会の理事も務めてくださっているんですよ。

―― 相性の良さだけでなく、自治体とタッグを組み少子化という社会課題の解決を目指す姿勢に共感したからこそ、高須さんに声をかけたのではないでしょうか?

私たちのサービスは、婚活を「少子化という社会課題を解決する取り組み」として捉えています。だからこそ「成婚数を増やす」ことを目的としていて、単に出会いの場やマッチングの場をつくるのではなく、自治体や地域が抱える少子化問題を共に考え、それを解決するための具体的な施策としてご提案しています。

―― 成婚を目的とし、その先にある少子化問題の解決を目指している点が、他の婚活サービスやマッチングアプリなどとは大きく異なるのですね。

そうですね。それだけでなく、“デジタル仲人”というオンライン上で参加者の活動をサポートする仲人がいるのも私たちのサービスならでは。また、専門家や仲人の知恵をもとに作成した独自のパートナーシップ診断を提供することで高いマッチング率、成婚率につなげている点も、他の婚活サービス事業者にはない強みだと自負しています。

映像の世界から婚活ビジネスへ転身。熱意の源泉は業界への“恩返し”

―― 『Mitsu-VA』の事業内容や強み、またパーソルイノベーションで推進することになった背景がよく分かりました。では、高須さんご自身について教えてください。パーソルイノベーションにジョインする前からメタバース婚活サービスを展開され、また結婚相談所を運営するなどさまざまな婚活ビジネスを展開しています。そんな高須さんがなぜ、パーソルイノベーションへの参画を決意したのですか?

先ほどもお伝えしたとおり、私たちが目指しているのは少子化問題を解決することです。一方で、私個人の活動では資金的にも組織づくりにも限界があって、日本全国の自治体にアプローチすることは困難。「この自治体の仕事は受けられるけど、この自治体の仕事は受けられない」というケースが必ず出てきます。

そんな選別はしたくないし、私にはできない。でも、パーソルという基盤があって、かつ中尾さんのような強力な理解者がいれば絶対にクリアできるはず。そんな想いからパーソルイノベーションへのジョインを決めました。

―― 少子化問題の解決にはさまざまなアプローチがあると思いますが、高須さんはその中で婚活ビジネスに心血を注いでいます。熱意の源泉や原動力はどこにあるのですか?

一言で言うと業界への“恩返し”です。個人的なお話をさせていただくと、私が婚活ビジネスを始めたのは、「私みたいな人でも結婚できる場所をつくりたい」と考えたから。実は私は元々映画監督になりたくて、ミュージックビデオの監督をはじめ映像をつくる仕事に携わっていました。しかし、商業映画を一本取れるかどうかという時に17年間付き合ってきた婚約者と死別。ストレスで色が見えなくなったり耳も聞こえなくなったり、ふさぎ込む日々が続いていました。

そんな生活が4年ほど続いたある日、両親のすすめで結婚相談所に登録したんです。「結婚なんてとんでもない!」と思っていたので半ば強制的に連れていかれたのですが…、そこで出会った仲人さんが「必ずあなたを待っている人がいる」と言ってくださり、その言葉を糧に婚活を頑張ってみることに。その方の指導のもと37歳で結婚し、今では2人の子どもに恵まれ幸せな生活を送っています。

もしこの経験がなかったら、婚活業界とは無縁のキャリアを築いていたと思うし、「結婚したいと思っている誰もが結婚できる場所をつくりたい」、そんな想いは生まれていなかったでしょう。この想いを胸に結婚相談所やメタバース婚活協会を設立し、今はパーソルイノベーションの一員として、恩返しの先にある社会課題の解決を目指しています。

『Mitsu-VA』と自身の活動の“棲み分け”と“シナジー”で世界を変える

―― ご自身のつらい経験や仲人さんとの出会い、そしてパーソルイノベーションとの出会いの全てがつながって『Mitsu-VA』があるのですね。

はい。大浦社長との面談でも夢を語らせていただいたのですが、メタバース婚活という手段を使って「結婚したいと思う誰もが結婚できる世界」を実現できれば世界を変えられる。その実現に向け、まずは『Mitsu-VA』を社会にインパクトを与える事業に育てていかなければなりません。そして、パーソルイノベーション、パーソルグループの方々に「婚活サービスをやってよかった」と言ってもらえるようなサービスにするのが、今の私に課せられた最大のミッションだと捉えています。

―― ミッションの実現に向かって活動を進める中、新たな課題も見えてきたのではないでしょうか?

『Mitsu-VA』の事業化が承認されたのが2024年7月。その後8月にサービスを開始しましたが、やはりパーソルグループだけではできないことがあるのも事実です。

その1つがシンポジウムの開催。メタバース婚活協会では、「結婚からふるさと創生を考える」などと題したシンポジウムを自治体の協力のもとで開催していたのですが、こうした取り組みは協会だからこそできるもの。パーソルグループだけでは開催が難しいのです。

だからと言って、今後シンポジウムの開催を諦めることはないし、諦める必要もありません。パーソルイノベーションでは『Mitsu-VA』という事業を成長させ、協会ではシンポジウムなどを通じた社会課題解決に取り組む。複業という形で棲み分けができるのもパーソルイノベーションの魅力なのだと改めて感じているのと同時に、相乗効果を生み出し、世界を変えられる事業、活動へと前進させていくんだという気持ちを新たにしています。

恵まれた環境で新規事業開発に取り組めることに感謝の日々

―― パーソルイノベーションでは多くの社員が複業を実践し、皆が相乗効果を発揮しています。『Mitsu-VA』のこれからがすごく楽しみです!

冒頭で、「結婚と人材事業の相性の良さ」を婚活者目線でお話ししましたが、実はサービスを提供する私たちにとっても相性が良いなと思うことはたくさんあります。

たとえば、デジタル仲人の体制づくり。皆さんもご存知のように、仲人というのは日本の伝統文化。一方で、デジタル仲人はいわゆるリアルの世界の仲人とは全くの別物であり、日本に限らず世界的にも類を見ない挑戦なんじゃないかと思っています。

何もかもが初めての取り組みである以上、私たちが理想とする“デジタル仲人像”に沿った人材を育成していく必要があるわけですが、その実践にあたり本当にスキルの高い方ばかりをアテンドしてくださるのがパーソルイノベーションであり、パーソルグループ。もちろん、デジタル仲人の育成だけでなく、マーケティングや広報など各分野のプロフェッショナルにも助けてもらっています。

正直、パーソルイノベーションにジョインせず個人で活動していたら、これだけの人材を集めることはできなかったと思います。こんな恵まれた環境で事業の成長に全力で取り組めることに感謝の毎日ですね。


素敵な組織と仲間に巡り会えて、素敵な事業になる予感です。

―― 『Mitsu-VA』のメンバー採用も含め、私たちビジネス推進部も全力でサポートさせていただきます。最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

デジタル仲人という聞き慣れない言葉からも分かるように、『Mitsu-VA』はゼロイチでつくり上げた新たな事業。心のこもったデジタル仲人のサービスがあるからこそ伸びていく事業であり、これから参入してくるサービスも増えていくでしょう。

そんな中で私たちは、『Mitsu-VA』を日本だけでなく世界に向けて発信していこうとしています。だからこそ、自分が培ってきた能力やスキルだけでなく、これまでアンテナを張ってきたこと、当たり前だと思っていた思いやりなど、どんなことでも事業に活かしていくことができるし、今しかできないことにも挑戦できます。

また、繰り返しになりますが、パーソルイノベーションには高い能力と情熱を持った“素敵な”メンバーが集まっていて、新規事業開発に取り組むにはうってつけの環境があります。そして、『新手法、新領域で、未来をぬりかえる。』というミッションのもと、『Mitsu-VA』の他にもさまざまな事業を開発・展開しています。この環境で新規事業開発に携われる楽しみを味わいながら、ぜひ私たちと一緒に日本を、世界を変えていきましょう。

―― 本日はありがとうございました。今回の記事を読んで、パーソルイノベーションでゼロイチに挑戦してみたい、『Mitsu-VA』を盛り上げていきたいと思った方は、ぜひ気軽に応募してみてください。皆さまからのご応募をお待ちしています!

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