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【新代表インタビュー】技術が発達してもラストワンマイルは“人”。強いチームをつくり、社会の要請に応えていく

2023年7月、パーソルイノベーションの組織体制は大きく変化しました。新たなスタートに当たり、社長に就任したのが大浦 征也(おおうら せいや)です。新社長の大浦は、インテリジェンス(現、パーソルキャリア)に新卒で入社。以来、人材業界一筋でキャリアを築いてきました。

こんにちは!
パーソルイノベーション ビジネス推進部 採用室の小林 日奈子です!

先日アップした【新代表メッセージ】では、大浦さんのキャリアや仕事観について詳しく発信していただきました。今回は、大浦さんから見たパーソルイノベーションの現状、そしてどう発展させていきたいのかなど、パーソルイノベーションの“今”と“未来”について、私小林が聞きました。“大浦さんらしさ”についても深掘りしていきます。

※役職は2023年8月時点のものです。

パーソルイノベーションに“新しい風”を吹かせる

―― 【新代表メッセージ】を読んで、大浦さんのご経歴やパーソルイノベーションに来た経緯がよく分かりました。もう少し踏み込んだお話を聞かせてください。前社長の長井さんからバトンを引き継いだ際、「大浦らしくやれ」「タッグを組んでやろう」とエールをもらったとおっしゃっていました。長井さんが言う「大浦さんらしさ」とはどんなところなのでしょうか? 

パーソルイノベーション社員の皆さんはお気づきかと思いますが、私と長井さんは全く違うタイプです。一言で表すと、長井さんは左脳派で私は右脳派といった感じでしょうか。例えば、長井さんはファイナンスや数字に強いけど、私は現場・現物が得意。長井さんは経営者としての知見も豊富で事業づくりが得意だけど、私は人材・HR領域に強いというように、キャラクターも武器も違います。そういった違い、そして20年以上、人材の現場で明るくやってきた私の個性を活かしてほしいというのが、長井さんが言う「大浦らしくやれ」なのかなと思いますね。

また、長井さんと私は人脈も全く違って、長井さんは経営者の方々とのネットワークが広く、一方で私はミュージシャンやスポーツ選手とのつながりが多い。そういった人脈の違いも掛け合わせたら面白い。「タッグを組む」ことの意味は、ここにもあるのかなと思います。

―― 長井さんとは全く違うキャラだなと、実は私も感じていました。何だか新しい風が吹く予感がします。

【新代表メッセージ】では、時代の流れや社会の要請に応えるには、パーソルグループとして新しいサービスを生み出さなければならないとお伝えしました。そのためには、時として従来のサービスをある種否定し、場合によっては壊すくらいの覚悟が必要です。そうした“風”を吹かせる役割が、私に巡ってきたということですかね。

私はサクセッションプランなどを通じて、「世の中が変わってきているんだから、パーソルも変わらないといけないと思っている」とずっと言っていた気がします。パーソルグループの使命である『はたらいて、笑おう。』につながるサービスを生み出すためにも、パーソルイノベーションの皆さん、外部の皆さん、さまざまな方々とタッグを組んで、新しい風を吹き込んでいきます。

成長に向け“今”取り組むべき2つの柱

―― 社会の要請に応える。この部分についても詳しく聞かせてください。具体的にどんなことを考えているのですか?

近年、「リスキリング」という言葉をよく耳にしますよね。リスキリングとは簡単に言うと、はたらき方の変化に伴い新たに発生する仕事で必要となるスキルや知識を獲得することです。多くの企業がその取り組みを加速させ、経済産業省でも『リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業』を公募するなど、社会的に非常に大きなテーマとなっています。

私たちパーソルイノベーションとしても、このテーマと向き合い、伸ばしていく必要があります。当社ではすでに、IT系のイベントや勉強会などの情報を発信する『TECH PLAY』、DX人材の育成を支援する『学びのコーチ』、コミック教材を使ったオンライン研修ツール『コミックラーニング』など、さまざまなサービスを生み出し、提供しています。リスキリングを支援するという意味でもラーニング事業は、当社の1つの柱として今後も大きな投資領域になるでしょう。

―― 採用に携わる私も、リスキリングの必要性は常々感じています。他にはどんなことが考えられますか?

当社は、先ほど挙げたサービスの他にも多くの事業を生み育て、その事業規模もさまざまです。パーソルグループならではのケイパビリティを活かすという意味では、長年の歴史の中で積み上げてきたブランドの周辺を開発するのも一手です。

例えば、近年求人ニーズも過去最高水準で出ており、また転職やキャリアを考える方が増えたこともあり、私が編集長を務めていた『doda』では、お客さまのご期待に応えきれていない領域もあると思います。だからこそ、その部分を我々ならではのアプローチで開発し、新しいスタイルのサービスをつくったら役に立つかもしれないですよね。

パーソルグループ全体の既存事業でカバーしきれていないもの、ちょっと足りないなと思うものをアップデートしていく。これがもう1つの大きな柱になると考えています。

―― 大浦さんのキャリアとパーソルイノベーションの目指すところがすごく紐づく感じがします。

時代の流れもあり、アップデートに当たってはAIやテック活用も必要になってくるでしょう。ただし、AIであろうがテックであろうが、ラストワンマイルは人が積み上げてきたものに変わりはありません。

以前よく、将棋棋士とAIの対決が話題になっていましたが、プロ棋士がAIを使えるようになると、やっぱりその人が一番強いんです。当たり前ですよね。つまり、ある領域において強力なノウハウを持っている人が、テック活用もうまくできるようになったら、テックだけの人にも勝てるし、当然アナログの人にも勝てる、今はそういう世の中になっています。

技術の力も借りながら、個々のノウハウを活かし新しいサービスをつくったり既存のサービスをアップデートしたり、そうした活動を通じて社会の要請に応えていく。それが今の私に課せられたミッションです。当然、技術の進化も環境の変化も激しい時代ですから、2年後、3年後にはまた違うことを言っているでしょう。私自身もアップデートしていく必要があるということですね。

課題は“横ぐし”の強化。もっと学び合える環境を

―― 今お話しいただいた2つの柱に取り組むうえで、私たち一人ひとり、そして組織としてもアップデートが求められます。大浦さんから見て、現状のどんなところに課題を感じていますか?

パーソルイノベーションのメンバーたちは皆、良い意味で事業づくりに必死です。この姿勢は本当に大切なことですが、プロダクト開発に営業、採用にPRと、各事業がそれぞれで必死になっているのが実情。サイロ化とまではいかないけど、 “会社でくくっている”という意識が少し低いのかなと感じています。

―― 事業間の連携がもっと必要だということですね。

パーソルグループという大きな組織の中で、新規事業を生み出すインキュベーション会社がやっていることの意味って何だろうと考えてみると、当然、一般的なスタートアップよりも資金力があって、パーソルというブランドや顧客ネットワーク、ケイパビリティを使える。そんな安心材料の中でチャレンジできるのがパーソルイノベーションです。

そんな当社だからこそ、いくつもの事業が社内にあるわけです。分かりやすく言うと、ゼロイチベースのまだまだ成長段階にあるものもあれば、事業規模が100億近くにまで拡大したものもあります。大きな事業が隣にあるのだから、そこではどんなマーケティングを実践しているのか、どんな採用活動を行っているのかなど、横ぐしを通して学び合ったりノウハウをシェアしたりした方が、事業としても組織としてもグロースすると思うんです。

自身で育てた事業だけでなく、他の事業を兼務して「両方売っています」というメンバーがいてもいいですよね。パーソルイノベーションの中にも “エコシステム”のようなものが必要なのかなとも考えています。

―― 採用室のメンバーとして考えさせられることがたくさんあります…!

私のこれまでを改めて振り返ると、パーソルキャリアでの21年を通じ、さまざまな財産を築いてきました。その1つが社内外の仲間に恵まれたこと。マネジメント経験も長く、社内外問わず“強いチーム”をつくれる自信もあります。

私が考える強いチームとは、一言で言うと多様な人材が自分らしくはたらいているチーム。そんなチームづくりを通じて、組織を進化させていきたいですね。

突き詰めた経験をゼロリセットしてでも学び続けられる。そんな人に集まってほしい

―― パーソルイノベーションの未来に向け、どんな人材が必要だと考えていますか?最後に、求める人材像を教えてください。

私が「こんな人とはたらきたいな」と思う人材像は2つあります。

1つ目が、「何かを突き詰めてきた人」。エンジニアや営業など仕事の面でもよいし、日本酒は誰よりも詳しい、世界遺産検定を取得しているなどプライベートの面でももちろん構いません。何かに没頭した経験がある人、とことん突き詰めた経験がある人は、頑張りがきくだけでなく、もっと奥が深いものがあるって考えられるし、上には上がいるという感覚も持っている。私は仕事の仕方って、人としての興味の深さや探究心と連動する部分があると思うのです。

また2つ目は、「学び続けられる人」。マーケットが猛スピードで変化する中、新しいサービスを生み出すには、時に今までやってきたことをゼロリセットする必要があります。とことん突き詰めることと“真逆”の話なのかもしれませんが、ゼロリセットして学び続けられる、またアンラーニング(学習棄却)によって仕事のやり方や考え方を手放し、新たな知識を取り入れられる、そんな姿勢が重要になってきます。

どんな分野でもいい。とことん突き詰めたものをゼロリセットしてでも学び続けられる。そんなメンバーとともに強いチーム・強い組織をつくり、次の時代のパーソルイノベーションをつくっていきたい。そして『新手法、新領域で、未来をぬりかえる。』という当社のミッションを体現していきます。

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