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レジのクレジットカード導入の手順書!決済システムの解説や磁気・ICチップの支払い方法を解説

パーソルイノベーション・デジタルマーケティング部の福井です。クレジットカードを持っている人が増えていますよね。2018年の JCB の調査によれば、約84%の人がクレジットカードを持っており、平均3.2枚のカードを持っているとわかりました。

【クレジットカードに関する総合調査】2018年度版 調査結果レポート

この結果からわかるように、クレジットカードが普及しているわけですから、クレジットカード決済に対する需要も増えてきているのは間違いありません。クレジットカードで支払いをしたいのに、クレジットカードを使えないとなると、次からはその店舗を利用するのをやめようとなりかねません。

新型コロナウィルス感染防止のために、クレジットカード決済を導入している店舗もさらに増えています。では実際にクレジットカードを導入するとどのように支払い方法はあるのでしょうか。

また導入に際して注意点はないのでしょうか。ここではクレジットカード決済導入のメリットやクレジットカード決済の方法だけでなく、その注意点についても説明します。

レジのクレジットカード導入メリット

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クレジットカード決済を導入する店舗が増えてきていますが、クレジットカード決済を導入するメリットはどのようなものが考えられるでしょうか。ここでは4つのメリットについて説明します。

1.現金のやり取りをする必要がない

クレジットカード決済を導入すると、現金のやり取りをする必要がありません。今回のコロナ禍で現金のやり取りよりも電子決済が推奨されています。なるべく接触しないという意味で、クレジットカード決済は優れていますよね。

また現金でやり取りをすると、お金のもらい間違いやお釣りの渡し間違いも出てしまいます。しかしクレジットカード決済ではそのような心配がありません。 この点もメリットのひとつです。

2.カードで払いたいお客様のニーズに答えられる

先ほども述べたとおりカードで支払いたいというお客様が増えています。そうしたお客様のニーズに答えられなければ、集客に影響が出るのは間違いありません。実際、カード払いだけで済むことが増えてきており、現金を持っていない人もいます。

3.単価が上がる

クレジットカード決済の場合、分割払いやリボ払いができるため、購入する商品の単価が上がる傾向にあります。高額商品であってもクレジットカードで払って、分割払いにしている方も多いのではないでしょうか。

現金であれば今日の買い物は洋服一点のみとなるかもしれませんが、クレジットカードであれば2点、3点とまとめて買っておいて、分割払いにするというやり方ができるのです。お客様の単価が上がるのは、店舗にとっても大変なメリットでしょう。

4.外国人観光客に対応できる

インバウンドが注目される中で、外国人観光客の場合は現金よりもクレジットカードを使う方が多いです。そうした外国人のお客様のニーズに応えるために、クレジットカード決済の導入は必須です。

実際に観光地であればほぼクレジットカードで決済できるのではないでしょうか。周りがクレジットカード決済できる中で、自分の店舗だけクレジットカード決済ができないとなれば、大きな機会損失になるのは間違いありません。

クレジットカード決済のシステムを理解しよう

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クレジットカード決済のシステムを導入しようとなった場合、どのようなシステムなのか理解しておく必要があります。 契約の方法としては以下の2つがあります。

・直接契約をする

直接契約とはそれぞれのクレジットカード会社と直接契約をする方法です。この場合、ひとつひとつのクレジットカード会社と契約する必要があるため、 時間もかかりますし入金管理も大変です。それぞれのクレジットカード会社の規約条件をクリアする必要も出てきます。

・決済代行会社を利用する

次に決済代行会社を使う方法があります。決済代行会社を使うことで、クレジットカード会社を複数まとめて使えます。つまり決済代行会社だけ契約すれば済むわけです。

その仕組みがどのようになっているかというと、お客様がクレジットカード会社に支払ったお金が決済代行会社を経由してお店に入るという仕組みです。入金がまとめて行われるため、入金管理がしやすいというメリットがあります。

クレジットカードの種類

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クレジットカードの種類には、国際ブランドと国内ブランドがあります。国際ブランドとはAMEXや VISA、MASTERなど海外でも使えるクレジットカードのブランドのこと言います。

国内ブランドとはクレディゾーンや ライフカードなどが挙げられます。日本では、VISA やMASTERのクレジットカードを持っている人が多いです。そのため VISAやMASTERの支払いには最低限対応しておく必要があるでしょう。

レジのクレジットカード処理の手順

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ここでは、レジでクレジットカードをどのように処理するのか、その手順について簡単に説明しておきます。

1.CAT端末でクレジットカードを読み取る

クレジットカードの読み取りは CAT 端末を使って行います。こちらにクレジットカードを差し込むことで支払いができる仕組みです。支払額は端末で確認できますので、その金額があっているかどうかお客様に確認してもらってから、支払いを行います。

CAT端末の操作は事前に覚えておきましょう。クレジットカード決済をするかどうかの聞き方の練習もしておきます。

なお「割賦販売法の一部を改正する法律」が経済産業省により2016年12月9日に公布されたことで、店舗でのICカードリーダー設置が必須となっています。

この改正で対面(店舗)では2020年3月、非対面(EC、通販)では2018年3月から決済端末のIC対応していなければなりません。すでにクレジットカード決済を導入している店舗の方も今一度確認しましょう。

ICクレジットカード決済になることで以下のメリットがあります。店舗にとってもお客様にとってもメリットがあります

・サインが必要ないので時間短縮になる
・偽造されにくいので、安心して使える
・磁気不良で読み込めなくなることがない

2.暗証番号が必要な場合は入力する

CAT 端末にはクレジットカードを差し込むだけでクレジットカード決済が終了する場合と、暗証番号入力の必要な場合があります。スーパーなどのレジではスピードが要求されるため、クレジットカードを差し込むだけで決済の終了する形が多いでしょう。

3.レシートをお渡しする

クレジットカード決済が完了したら、レジからレシートが出ますのでそちらはお客様に渡します。複数枚出てくるので、お店の控えとお客様にお渡しするものを間違えないようにします。ここで支払いは終了です。使い方を覚えれば大変ではありませんよね。

ごくたまに「クレジットカードが読み取れない」「読み取りが遅い」というトラブルがありますが、そうしたトラブルが無い限りは、クレジットカード決済は非常にシンプルな支払い方です。

また返品の対応が必要になる場合もありますので、その場合の対応の仕方についても練習しておきましょう。

クレジットカード決済導入の注意点

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クレジットカード決済の導入を検討する場合、どのような点に注意すればよいでしょうか。基本的にはクレジットカード決済を導入する場合、決済代行会社に頼むのが一般的です。

そのためここではクレジットカード決済代行会社の利用を前提に、クレジットカード決済を導入する際の注意点について説明します。

1.決済手数料はいくらか

クレジットカードには利用手数料がかかります。そのためクレジットカードで支払ってもらうよりも、現金で支払ってもらった方が店舗としてはよいです。

しかしお客様の利便性を考えれば、決済手数料を支払ってでも、クレジットカード決済を導入する事業者が増えています。決済手数料に関しては決済代行会社によって違いがありますので、必ず問い合わせて比較してから決めるようにしましょう。

2.導入費用と月額利用料はいくらか

決済代行会社を利用する場合、初期費用がかかる場合もあります。また月額利用料も決済手数料とは別に必要となることが多いです。導入費用と月額利用料はいくらかかるのかも確認してから、決済代行会社を選ぶようにしましょう。

3.導入までどれくらいの日数が必要か

決済代行会社と契約すればすぐにクレジットカードが使えるようになるかというと、そうではありません。導入までの日数が必要になります。契約から導入までどれくらいの日数がかかるのか確認しておくべきでしょう。

4.扱えるカード会社の種類は多いか

決済代行会社と契約すれば複数のクレジットカードが扱えます。しかしすべてのクレジットカードが使えるというわけではありません。そのためどのクレジットカード会社が使えるのか確認しておくべきです。

VISA とMASTERは利用できるところが多いですが、 JCBやAMEXは利用できないというところもあります。 VISA とMASTERが使えればほぼ大丈夫ではありますが、 JCB が使いたいというお客さんもいるので、なるべく多くの種類のカードが使える決済代行会社を選びましょう。

5.入金サイクルはどうなっているか

決済代行会社に頼む場合、決済代行会社から お店に支払いが行われます。そのため入金サイクルは確認しておくべきです。月末に締めたものはいつ払われるのか、この点は重要です。 決済代行会社によっては週払いや月払いに対応しているところもありますので確認しましょう。

POSレジならクレジットカード導入も楽チン

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POSレジは会計だけでなく、売上管理や在庫管理もできます。さらに飲食店などでは、オーダーと連動して自動で会計が行える仕組みもあります。クレジットカード決済については、金額を手打ちして決済端末でクレジットカード決済をします。

しかし決済端末と連動していれば、自動で金額が入力されるため大変便利です。POSレジでクレジットカード決済を導入したい場合は、決済端末と連動している POSレジを選ぶようにしましょう。

また電子決済はクレジットカード決済だけではありませんので、 QRコード決済などにも対応しているものを選んだ方がよいですね。

まとめ

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ここまでクレジットカード決済導入の手順と支払い方法、導入の際の注意点について説明してきました。クレジットカード決済はニーズが増えているため、今後導入していない店舗は少なくなってくるでしょう。

クレジットカード決済を含む電子決済はますます増えてくる中で、決済の方法だけでなく注文方式まで考慮した店舗運営が必要になってくるはずです。先ほど紹介した POSレジがその方法のひとつです。

POSレジの中でもとくに「POS+」は 三井住友カードが提供する決済端末「stera」と組み合わせることで、クレジットカード決済も簡単に行えます。「stera」を構成するオールインワン端末「stera terminal」は、一台でクレジットカード、電子マネー、QRコード等、さまざまな決済手段への対応が可能です(詳細はこちら https://www.postas.co.jp/news/2020/434/index.html

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さらには端末上で利用できるアプリを取り揃えたアプリマーケットプレイス「stera market」が展開されます。

電子決済の需要が増えている中で、クレジットカード決済だけでなく、その他の決済方式への対応をするために、「POS+」の導入をぜひ検討してみてください。

飲食店向け POS+ food,POS+ liteはこちらから

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いかがでしたか?パーソル、パーソルイノベーションでは今後もこのような情報提供を行っていきます。

ポスタス株式会社および「POS+」について 
https://www.postas.co.jp/
ポスタス株式会社は、2013年5月のサービス提供から、有償POSレジで国内トップクラスのシェアを誇るまで成長したクラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」の事業を、パーソルグループのパーソルプロセス&テクノロジー株式会社より承継する形で、2019年12月2日に設立いたしました。
「PERSOL(パーソル)」について <https://www.persol-group.co.jp/
パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、ITアウトソーシングや設計開発など、人と組織にかかわる多様なサービスを展開しています。

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