サービス成長のカギは、事業フェーズに合わせた柔軟な組織にある。多様なメンバーが集まる『lotsful』チーム
社員以外にも様々なメンバーがサービス運営に関わっている副業人材マッチングサービス『lotsful(ロッツフル)』。チームの多様性が、事業にどのようなインパクトを与えているのでしょうか。
こんにちは!パーソルイノベーションHRマネジメント部タレントブランディング室の小林です。今回は『lotsful』代表の田中さん、同サービスで副業するメンバーと外部パートナーの計4名で座談会を実施しました。
『lotsful』ではどのように副業メンバーと連携を取り事業作りをしているのか、チームのみなさんが『lotsful』の仕事にどんなやりがいを感じているのか、詳しく聞いてみたいと思います!
※所属部署・役職は2021年8月時点のものです。
座談会メンバー
◆『lotsful』代表
田中 みどり(以下、田中)
◆『lotsful』副業メンバー
W(匿名):副業希望者のインタビューを担当
難波 香澄(以下、難波):法人向けオンラインイベントの企画・運営を担当
◆『lotsful』外部パートナー
小貫 将太(以下、小貫):『lotsful』の開発を担当
私たちが『lotsful』にジョインした理由
ーーWさんと難波さんが『lotsful』で副業をスタートした理由を教えてください。
W:『lotsful』のミッション「可能性を拡げる体験機会を提供し、主体的なエネルギーあふれる人と組織を創る」に大きく共感したからです。
私自身が副業経験者でもあり、多様なビジネスに触れながら副業の魅力を肌で実感してきました。『lotsful』を通して副業の価値を広げていきたく、サービス立ち上げ時より参画しています。
難波:私の場合は、培ってきたスキルや経験をアウトプットする場が欲しいと考え、副業を始めました。力を発揮できる環境が本業以外にもあることで、自分の興味関心や課題が明確になり、成長にもつながると思ったのです。
ーー外部パートナーの小貫さんが『lotsful』にジョインしたきっかけは何だったのでしょうか?
小貫:ソフトウェアエンジニアとして幅広いサービスを手がけてきたのですが、個人的に「人のキャリアを支援するサービス」にとても興味を持っていました。
お世話になっている先輩にその話をしたら『lotsful』を紹介してもらって、まさに「自分が関わりたいサービスだ」と思ったんです。そこで2年前の立ち上げから開発に携わっています。
事業フェーズに合わせて専門性の高い人材を活用
ーー『lotsful』の運営チームは、副業メンバー含めてバラエティ豊かですね。このような編成になったのは、なぜでしょうか?
田中:現在は社員6名、業務委託6名(うち副業が3名)、学生インターン2名と多様なメンバーで構成されています(2021年6月現在)。
事業フェーズに合わせて柔軟に軌道修正できる組織にしたくて、サービス開始直後から、経験豊富かつ多様なバックグランドを持つメンバーに集まってもらいました。
新規事業の場合は特に、どのフェーズでどこに人員を割くか、事業を走らせながら常に考える必要があります。その結果、人員を固定で抱えるよりも、一つひとつの持ち場を専門的に高いレベルで任せられる体制がフィットすると判断して、今のようなチームへと進化していきました。
ーーこのチーム体制でのメリットは何だと思いますか?
田中:大きく2つのメリットがあると考えます。1つは、必要なときにプロフェッショナルに力を貸してもらえること。社員だけではまかなえない知識やスキルが加わり、事業を底上げできている実感があります。
2つ目は、副業メンバー・外部パートナーと仕事をすることで、それらの経験が自社のサービスに活かせる点です。
例えば、副業の受け入れを検討している企業に「どんな業務を副業の方に任せられるのか」「どんな関わり方をしたら良いのか」など、私たちの実体験をベースにお伝えできます。
W:よく分かります。副業を希望する個人はもちろん、副業人材を検討する企業に対しても、リアルな視点から説明できるのは『lotsful』の強みですよね。
ーーなるほど。そういう利点があるのですね。ちなみに、このチーム体制で働く上で気をつけている点はありますか?
田中:解決したい課題とお任せする業務をあらかじめ定めておくことは、意識していますね。
実は、最初の頃は副業メンバーや外部パートナーにも、社員と同じくらいのコミットメントを求めたいと思ってしまう気持ちがあって...。色々なバックグラウンドの方と一緒に仕事をする中で、「誰にどの部分をどのように任せるか」を明確にする必要性を学びました。
W:そういう背景があったんですね。いつもミッションを『lotsful』側でしっかり提示してくれるので、私も求められる部分にコミットしないとという気持ちになります。
本業では味わえない経験が視野を広げる
ーー現在『lotsful』ではどんな仕事を担当していますか?
W:私が担当するのは、『lotsful』に登録したタレント(副業希望者)にインタビューする「タレントプランナー」という役割です。業務時間は1日2~3時間程度で、週1回の社内MTGにも参加。インタビューでは、副業の価値をお伝えし、経験の棚卸やスキルの可視化をサポートしています。
難波:私は、月1開催の法人向けオンラインイベントの企画運営に関わっています。コンテンツの内容をブラッシュアップしたり、イベントの運用フローを構築したり。平日の夜や土日で週2~4時間くらいを副業に充てていますね。
田中:難波さんには、リード獲得を目的としたコンテンツ設計部分でかなり貢献してもらっています。最初のセミナー参加者は十数人くらいだったところから、先日はなんと170人ほどに参加いただいたんですよ!
難波:副業の立場ではありますが、成果を出すことにはこだわりたいですね。自分の存在が役に立ってこそ参加している意味があると思うので。
小貫:私は、アプリケーション開発全般を担当しています。『lotsful』メンバーから開発依頼があった機能や開発者視点で必要と判断した機能について、設計から開発、運用まで幅広く対応しています。
ーー Wさんと難波さんにとって『lotsful』で副業する良さは何だと思いますか?
W:多種多様なキャリアや経験を持つタレントさんとお話でき、可能性を共に見い出せることです。「世の中には、こんな素晴らしいご経験や可能性を持った方々がいるんだ!」と視野が広がり、とても刺激を受けています。
本業では、どうしても自社の事業に集中してしまいます。一方、数多くのキャリア支援に貢献できるのは、私の実現したいことの1つとして重要な要素なので、とてもやりがいを感じますね。
本業で味わえない経験を副業でできているので、すごく良いサイクルが築けています。
難波:副業の良さは、アウトプットを通じて自分の経験値を確かめて、次なる成長につなげるきっかけになることだと思います。
「もっとこうしたら良いのではないか」「こんなことできたら面白そう」というアイデアをどんどん出して、実現に向けてスピーディーに動き、成果検証しながらPDCAを回していけるのがやりがいです。
型の決まった作業を淡々とこなすのではなく、イベントをより良くしていくための施策を「考える」ところから参加させてもらえてすごく楽しいです。
ーーお二人とも充実した副業をされているのですね。小貫さんにはエンジニア目線で、『lotsful』のサービス開発のやりがいを教えていただきたいです。
小貫:サービスの立ち上げから任せてもらっているのが、非常にやりがいですね。
これまで様々な新規開発に携わってきましたが、リリース後に伸びていくサービスは実はそんなに多くないんです。1年くらいで閉じてしまうケースが当たり前にある中、『lotsful』は2年継続して、どんどん成長しています。
エンジニアとして新規開発に携われる機会は頻繁にあるわけではないので、こうしたサービスに出会えた喜びはすごく大きいです。
田中:そう言ってもらえるのは嬉しいですね!『lotsful』が継続できているのは、「誰にどんな価値を提供したいか」を明確にして、長期的なニーズがあるところにサービスを打ち立てられたからだと思っています。
『lotsful』が提供する価値も当初からこだわって尖らせてきました。
副業案件を、ビジネス職ができるものや時間切り売りでない企画から携われるもの、月30時間以内からでもできるものなどに絞っているのもその一つ。それが結果的に『lotsful』の優位性につながっていると考えます。
チームの多様性を活かして『lotsful』の成長を促進
ーー今後、みなさんが『lotsful』で実現したいことを教えてください。
田中:組織作りの観点で言うと、まずは各領域のプロフェッショナルに入ってもらい、各セクションを作り上げていくスタイルを継続したいです。
また『lotsful』のファンを増やしていくために注力したいのが、プロダクトサイドでの仕組み作り。蓄積してきた事例をパターン化し、企業と個人のマッチングをよりスムーズに進められるようにしたいですね。
小貫:そこはどんどんやっていきましょう!個人でも法人でも『lotsful』ユーザーが増えてきている今、プロダクト内でマッチングを加速させていく機能は確実に実現させたいです。
あとは、運営チーム内のオペレーションをより自動化・効率化して、生産性向上につなげていきたいと考えています。
W:ビジネスサイドと開発サイドが連携を取りながら、業務環境を柔軟に改善している点も『lotsful』チームの良いところですよね。
私自身は、今後タレントプランナーの育成・組織作りにも貢献していきたいです。具体的には、新たなメンバーがジョインした際のオンボーディングのスピードを上げていきたいと思っています。
難波:私は、今やっているセミナー運営の仕組み作りに注力したいですね。施策の効果がこれから徐々に出てくるので、しっかり数値を把握して、今後の企画に反映させていく予定です。
それ以外にも、ボードメンバーが主導でやっている仕事を他のメンバーでも対応できるように整えていきたいですね。
田中:それはありがたいです!事業をさらに成長させるには、メンバー主導で動いていく必要性がありますからね。今後もチームの多様性を活かして、みんなで『lotsful』を価値あるサービスに育てていきましょう!
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