自分を知ることが真のダイバーシティにつながる【マイカウンセラー制度紹介】
仕事やプライベートの悩みを抱えて「心の中にあるモヤモヤを吐き出したい」と思ったとき、あなたはどうしますか?
こんにちは!パーソルイノベーション インキュベーション推進部 グロース支援 人事・採用室の小林 日奈子です!
2022年4月、Solution SBUは、そんな方たちの心を少しでも軽くして生活や仕事の質の向上に役立てて欲しいと、マイカウンセラー制度を立ち上げました。
この制度を運営する人事統括室・室長の峰 久美子(みね くみこ)さんに、制度の詳細を聞きつつ素朴な疑問をぶつけてみました!
※Solution SBU
パーソルグループは5つのSBU(Strategic Business Unit)体制で事業を推進しています。パーソルイノベーションが中核会社を務め、複数社で構成されるSBUがSolution SBUです。
※所属部署・役職は2022年8月時点のものです。
人間関係に恵まれた職場環境を提供したい
ーー峰さんは人材系企業での経験を積み重ねてきたと伺いました。これまでのキャリアを教えてください!
新卒で人材系の大手企業へ入社後、営業として勤務し、出産を機に社内コーディネーターになりました。その後、新規事業の開発に取り組み、コールセンターの立ち上げやマネジメントを担当。14年間勤務した大好きな職場でしたが、夫の転勤に伴いベトナムのホーチミンに帯同するため退職しました。
「これを機に専業主婦になろうかな」と思っていたときに、フリーランス紹介会社の代表を務める女性と出会ったのです。彼女も私と同じく帯同での移住組。出身企業が同じ縁もあり、意気投合しました。
この会社にフルリモートでジョインしてからは、私のようにはたらき続けたいものの、転勤の帯同などでキャリアを継続できなかった方向けに事業を立ち上げたのです。
ーーとてもやりがいのありそうなお仕事ですね。パーソルイノベーションへの転職には、どんな思いがあったのでしょう?
コロナの感染拡大により、母子のみ日本に戻ることになったのです。
大好きな職場でしたし、フルリモートではたらけるので転職しなくて良いとも思いました。けれど「一人でも多くの方にイキイキとはたらいてほしい。そのために上司とメンバーの良い関係作りに貢献したい」という願望が湧いてきたのです。そして「人事」という新たな領域にチャレンジしたくなりました。
キャリアチェンジに挑むなら年齢的に最後だろうという思いもあり、次のステージに選んだのがパーソルイノベーションでした。
パーソルグループは最初に勤めた会社と同じく人材系の大企業です。2社目のベンチャー企業を経て、もう一度大企業の規模感で多くのメンバーと様々な検討をしながら事業を進めたいと考えました。
ーー「上司とメンバーの良い関係作りに貢献したい」というお話に共感しました。峰さんがそう決意されたきっかけは何でしたか?
上司に恵まれたからワーキングペアレントとしてキャリアを積み重ねられたという実体験が影響しています。
その上司は「差別はしないけど、区別はするよ」とチームのメンバーに伝え、時短勤務の私にも、最大限チャレンジできるミッションを課してくれました。
コールセンター立ち上げの際には、1ヶ月の半分は札幌に出張滞在するスケジュールでしたが「できます!」と言ったら任せてくれて。ワーキングペアレントに任せるにはためらわれがちな業務も、本人の意思を尊重して担当にすべきかを決めてくれました。
その上で「同じ条件ではたらいている誰よりも高い業績を出せ」と、プレッシャーも与えてくれましたね(笑)。だからこそやりがいを持って仕事に取り組め、マネジメントも経験できたのです。
ーー風通しの良い関係性だったんですね。パーソルイノベーションでは、現在どのような業務をされていますか?
Solution SBUのダイバーシティ推進や組織コンディションを作り上げる制度を企画・運営する、人事統括室で室長を務めています。
グループ全体でのダイバーシティの考えに基づきながら、Solution SBUの実情に合わせた推進プランニングをするのがメインの役割です。
自己理解がダイバーシティにつながるはず
ーー2022年4月に「マイカウンセラー制度」の運用が始まりました。その背景を教えてください。
2021年から議論を重ねてきた、Solution SBUのダイバーシティ施策の一環としてスタートしています。
私たちは、心理的安全性の高い場所を社内に作るのはもちろん、社外に作ることも必要だと考えました。仕事の利害関係が全くない場所でキャリアなどの相談ができれば、今以上に生活や仕事へのモチベーションを上げられるのではないかと、制度設計しています。
その根幹には「自分のために自分と向き合う時間を作ってほしい」という思いがあります。
ダイバーシティを考えることは、自分が何者なのかを考えることです。全員が自分自身を理解することで、一人ひとりの多様な意見を受け入れられるようになり、心理的安全性が担保されるのではないでしょうか。
有資格者のカウンセリングを受けることができる、「マイカウンセラー制度」
ーー具体的にどのような制度ですか?
利用対象者は、雇用形態に関わらずSolution SBUに所属している全ての従業員です。
心理的安全性を重視しているのが特徴。カウンセリング利用歴は、チームメンバーにも上司にも、一切伝わらないよう徹底して運用しています。そのため、これまでのカウンセリング件数や感想などはご紹介できないのですが、多くの方々に関心を寄せていただいている制度です。
気軽に使ってもらいたいので、以下の手順がオンラインで完結しています。
専門フォームから申し込みをする
日程調整連絡が届く
受諾するとZOOMのURLが届く
該当日時にZOOMへ入室し、1回60分のカウンセリングを受ける
カウンセラーは国家資格保有者が多く、管理職の悩みやワーク・ライフ・バランス、産前産後のキャリア形成や心のケア、若手のキャリア棚卸し〜強み発掘など、それぞれが得意分野を持っています。
希望がなければ運営側でアサインしますが、相談者がカウンセラーを指名することも可能です。
月1回までは費用の全額を会社が負担します。単発のカウンセリングでも、定期的に継続してもOKなので、利用目的に応じて使い分けてください。
事前準備は必要?事後の行動は?従業員の疑問をぶつけてみました!
ーーここからは従業員として質問させてください!まずカウンセリング受講者が事前準備しておくことはありますか?
特にありませんが、事前に何を話すか考えておくことをおすすめします。
予約専用フォームに、カウンセリングのテーマに関する選択肢を用意しています。約10のテーマの中から自分の悩みに一番近いものを選択すると、そのテーマが得意なカウンセラーを優先的にアサインするという仕組みです。テーマを選択しなくても、カウンセリングを受けられますので安心してくださいね。
ーーカウンセリング後に、相談者がしておくべきことはありますか?
何もありません。カウンセリングの時間は、自分のためだけに使うものです。同僚や友人など通常の人間関係のように、自分の話を聞いてもらったら相手の話も聞くというものではないので、話したいことを話してください。
コーチングのように明日からのアクションを約束する必要もありません。話を聞いてもらうことで心が軽くなったり、何かが得られれば嬉しいです。
ーーこの制度とは別ですが、私もカウンセリングを受けたことがあります。正直、行くまでは勇気が必要でしたが、カウンセリングを受けて気持ちが軽くなりました。
「カウンセリングは、心に大きな不安・負担を抱えている人しか使ってはいけない」と感じている方が結構いるのかもしれませんね。ハードルを上げず、もっとカジュアルなものだと捉えてほしい。
「今の仕事のやり方で良いのかな」と感じたときや、頭の整理をしたいとき、経験やキャリアの棚卸しをしたいときに、気軽な気持ちで申し込んでください。
ーー日常的に、人に悩みを聞いてもらう時間は大切ですよね。プロに無料で相談できるのは、ユニークな施策で面白いと思いました!
そう言ってもらえると嬉しいです。マイカウンセラー制度の活用で、安心した気持ちではたらける職場にできたら良いですよね。これからSolution SBUにジョインされる方にも積極的に使っていただきたいです。
しがらみのない場で、心を解放してほしい
ーー峰さん、ありがとうございました!最後に制度利用を検討している方にメッセージをお願いします!
くり返しになりますが、マイカウンセラー制度を気軽に使ってもらいたいです。「こんなことを言ったら、周りの人にどう思われるだろう」などと、周囲に気を遣って仕事をしているタイプの人は、特に使ってほしい。
何のしがらみもなく自由に話して良い場なので、ぜひここで心を解放してみてください!
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