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思い描いていた“キャリアのゴール”を叶えられる場所、それがパーソルイノベーション

『Drit(ドリット)』は、パーソルグループではたらく誰もが応募できるインキュベーションプログラム。自身のアイデアを事業化し、「自らの描くはたらく」を実現すべく、多くのパーソルグループ社員が『Drit』に挑戦しています。

こんにちは!パーソルイノベーション ビジネス推進部 採用室の小林 日奈子です!
今回お話を聞いた牧野 英樹(まきの ひでき)さんは、2023年3月にパーソルイノベーションに入社。Drit推進室のメンバーとしてプログラム応募者に伴走し、「事業づくりをする人をつくれるようになりたい」という「自らの描くはたらく」を叶えようとしています。

牧野さんが推進する『Drit』プログラムの最新事情と、牧野さんの目に映るパーソルイノベーションの魅力に迫ります。

※所属部署・役職は2023年9月時点のものです。

チャレンジしたい人が当たり前にチャレンジできる環境に

―― はじめに、『Drit』プログラムの概要を教えてください。

『Drit』とは、パーソルグループの全従業員を対象とした公募型の新規事業創出プログラムです。パーソルグループのビジョンである『はたらいて、笑おう。』を実現するために、「よりよくはたらく人たちを増やす」という観点で寄与するのはもちろんのこと、グループ社員の皆さんが新しいことに当たり前のようにチャレンジできる環境をつくり、「自らの描くはたらく」を実現してもらうことをミッションとしています。

―― その中でDrit推進室はどのような役割を担っているのですか?

単なる事務局ではなく、プログラムへの応募者に伴走し、新規事業への挑戦をサポートするのが私たちの役割です。また、『Drit』の認知度向上や新規事業の成功確率を高める仕組みづくりも推進しています。

―― 具体的にどのようなサポートをしているのですか?

『Drit』を通じてパーソルグループの誰もが新規事業にチャレンジできるとはいえ、事業開発に携わったことがない人からすると、「誰の・どんな課題を・どう解決するのか」というシンプルかつ基本的な質問がピンとこないケースが多いんです。たとえば「誰の?」という問いに対し、「日本人全員の」あるいは「みんなの幸せを願っています」と答えるイメージです。もちろんそれは大切なことですが、新規事業開発という視点で見ると、その答えでユーザーに利用していただくことは難しく、競合に勝つことも極めて困難です。

ですから私たち伴走役が中心となって、アイデアをもらったタイミングで「誰の?」を具体化するとどうなるのかを絞り込むための問いかけを進める。また、そのアイデアの根底にある課題が「本当にお金を払ってでも解決したい課題なのか」など、さまざまな角度から応募者の考察を支援する。このように新規事業として成功確率が高まる内容にブラッシュアップしていきます。

―― 応募者と一体となり、事業化の実現をサポートするということですね。

もちろん、エントリー後のサポートだけでなく、エントリー自体の質を高めるためのサポートも行っています。具体的には、『Dritポータル』というグループ社員向けのサイトを立ち上げ、そこで新規事業のノウハウや過去の実績、プロジェクトの壁打ち内容などを共有。また、勉強会で新規事業のつくり方を学んでもらう、研修で自身のアイデアを検証するなど、インプットとアウトプットの場も提供しています。

こうした取り組みを通じて、チャレンジしたい人が当たり前にチャレンジできる環境を整える。そして、実際に事業として世の中に羽ばたき、大きな事業に成長して使ってもらえるサービスになる。その好循環を生み出すのが、会社・組織としての目標であり、私自身がやりたいことでもあるのです。

単に“数”を増やすのではなく“連続的に事業を創出する”ことが大事

―― 2022年からは新規事業家の守屋実さんにアドバイザーとして参画していただくなど、良い循環を生み出す体制がどんどん強化されていますね。その効果が表れてきたと思いますが、一方でDrit推進室としてどんな課題がありますか?

先ほど、『Drit』の認知度を向上させるための取り組みを推進しているとお話ししましたが、この部分がまだまだだと感じています。小林さんもご存知のように、『Drit』は2022年にリニューアルしました。以前は華やかな「ビジネスコンテスト」の側面が強かったこともあり、『Drit』という名称自体は多くの従業員に認知されています。しかし、「ハンズオン型」のプログラムにリニューアルして1年半、仕組みが変わったことを知らず、『Drit』は社内コンペだと思っている人がまだまだ多いのです。

そのため、グループ企業の経営会議で説明の場をつくったり、人事・広報との連携を強めたり、Dritポータルでの情報発信を強化したり、また最近は、各拠点にポスターを貼らせていただくなど、さまざまな取り組みを推進しています。地道な作戦ではありますが、効果を測定しながら改善点を見つけ、認知度向上につなげていきます。

―― では、エントリー獲得の部分はいかがですか?

現状、年間100件ほどのエントリーがあり、エントリー数としてはこのくらいがちょうどよいのかなと考えています。もちろん、エントリー獲得に向けた取り組みをやめるということではありません。数だけを追い求めても、質が伴わなければ意味がないということです。

実はパーソルイノベーションに入社する前、エントリーの数ってもっともっと増やせると思っていました。新規事業ってよく“千三つ”と表現されますよね。これは1000のアイデアを出しても3つしか成功しないという考え。「年間100件しか応募がなかったら、10年かけてやっと3つ生まれる程度か」と、数字に目が行っていたのです。

でも、Drit推進室の一員になり、それは違うのだと気づかされました。もし、1000人から応募があって3つしか事業化されなかったら、残りの997人は何も起きなかったことになってしまいます。提案いただくアイデアは、一人ひとりの多様な価値観に基づき起案いただく大切な原石。100のアイデアがあって100件全てが事業化され、お客さまに価値を届け続けられるのが理想的です。エントリーの数を追い求めるのではなく、アイデアの質を高め、共に磨き連続的に新規事業を生み出す。その必要性を肌で感じています。

採用候補者の声に寄り添ってくれる。それがパーソルイノベーションの魅力

―― 誰もが当たり前にチャレンジできる環境を整える、連続的に新規事業を生み出すという、Drit推進室が目指す世界がよく分かりました。では、牧野さんご自身について聞かせてください。なぜ、パーソルイノベーションを選んだのでしょうか?

私はこれまで、複数のスペシャリティを持つ“くし型人材”を目指し、さまざまな領域で「デジタルで事業を推進する」ことに取り組んできました。各ステージにおいて、メディアの開発やプロダクトマネージャー(PdM)、新規事業開発責任者などを経験しましたが、私が最終的なゴールとして描いていたのは、新規事業開発をサポートすること、つまり「事業づくりをする人をつくれるようになりたい」ということでした。それを45歳くらいのタイムラインで実現したいなと。

そのためにも、新規事業開発で実績を重ねる必要があったわけですが、それがベンチャー企業で事業開発を主導することなのか、それともPdMとして事業全体を見ることなのか。そんなことを考えていたときに、お声がけいただいたのがパーソルイノベーションでした。

ただ、もともとお声がけいただいたのはDrit推進室とは別のポジションだったんです。面談を通じて私の思いやキャリアプランを語る中、「Drit推進室が向いているのでは?」と、当初の募集内容とは別の道をつくってくれたと後から聞きました。

―― 牧野さんに絶対に入社してほしい。その気持ちの表れだったはずです。

自分自身がやりたいことを、目標だった45歳を待たずに前倒しで始めることができ、会社の柔軟さには本当に感謝しています。

そういえば、私が入社を決める前、長井社長(当時)と話す時間をつくってくれましたよね。実はあれも、パーソルイノベーションに対してポジティブな印象を持ったきっかけなんです。おそらく、私が面談の中で発した「経営者の考え方との相性を大切にしている」という何気ない言葉を拾い上げてくれたのかと。

入社前に経営者と会話できるだけでも安心ですが、さらに自分に興味を持ってもらえた、注目してもらえたと感じられると、会社の印象って一気にプラスに転じるものです。応募者の思いにきちんと向き合って、考え方に寄り添ってくれるのがパーソルイノベーションの魅力なのだと改めて感じています。

“未完成”だからできること、変えられることがたくさんある

―― 採用担当者として嬉しい限りです!入社して半年が経ちましたが、入社前と入社後でギャップのようなものはありましたか?

ギャップとまではいかないのですが、パーソルイノベーションはパーソルグループという大きな組織の中にあるので、もしかしたら「ルールや固まった手法なるものがあるんじゃないかな、だとしたら嫌だな」と少し不安に思っていました。完成したものがあって、皆がそれに従えばいいやとなっていると、それを変えるのって相当大変ですよね。

でも、入社してみたら全く違った。当然、パーソルグループとして守るべきものはしっかりと定められていますが、パーソルイノベーションでは、自分たちはまだまだ不十分という自覚のもと、「何を変えていけばよいのか」というディスカッションが常に行われています。ストレートな言い方をすると、良い意味で“未完成”だということです。

―― まだまだ変えられる部分、変えなくてはいけない部分がたくさんあるということですね。他にも想像していたのと違った部分はありますか?

ゴールありきじゃないところですかね。

私は入社してすぐに会社案内作成プロジェクトのPMを任されたのですが、実は最終的に少し予算オーバーしてしまったんです。もちろん、会社案内を「誰が使うのか」「誰の何を解決するためにつくるのか」など、新規事業を開発するのと同じ意識で進めていました。しかし、リリース直前に長井社長(当時)に使ってもらい、もっとよくするためにと追加の要望をいただき…。その通りだと。

そのときに、一般的なプロジェクトと同じように、「予算が決まっているから今回はこのまま進めよう」となるのかなと思ったのですが、実際には必要なコストを含めて話を聞いてくれて、改善したうえでリリースすることに。予算の部分でも意思決定の部分でも、ゴールありきで進めない。その姿勢に、「課題を解決するため」という新規事業開発の原点を見た気がしました。

※牧野さんがPMとして作成した会社案内はこちら


“人”を軸にキャリアを重ねたい。そんな人にこそ活躍の場

―― 牧野さんのお話を聞いて、今後の採用活動に活かせそうなヒントがたくさん見つかりました!最後に、パーソルイノベーションに興味を持っている方にメッセージをお願いします。

パーソルイノベーションは新規事業を生み出す会社だと言っても、何でもかんでもOKなのではなく、『はたらいて、笑おう。』につながる事業、つまり「はたらく」「学び」「生産性」など、取り組む領域がある程度決まっています。ですから、業界や手法にとらわれず、即断即決で自分の好きなように事業開発をしたいという揺るがない気持ちがあるのであれば、弊社とのご縁は今すぐにはなく、まずはご自身で起業家になってほしいというのが正直なところです。

これは決して突き放しているのではなく、そういった方が実際に事業を起こし、パーソルと組んだら面白そう、声を掛けてみようとなり、オープンイノベーションのような形で事業を開発するというプロセスがあってもよいと思うのです。

一方、「人のキャリアを伸ばしたい」「人の可能性を広げていきたい」、そんな風に感じている方であれば活躍の場がたくさんあるし、活躍できる場を会社がつくってくれるはずです。小林さんも力になってくれますよね?

5年10年と腰を据えて取り組むことを見つけたい方、また人を軸とした事業でその取り組みを叶えたいと思っている方に、ぜひチャレンジしてほしいです。

―― 全力でサポートさせていただきます!「自らの描くはたらく」の実現に向け、牧野さんのように熱い思いを持つ方からのご応募をお待ちしています。

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パーソルイノベーションでは一緒にはたらく仲間を募集しています。少しでも興味をお持ちの方は、ぜひこちらからエントリーください!

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